【ワシントン=黒瀬悦成】ハガティ前駐日米大使は9日、来年11月の大統領選と同時に行われる上院選に、地元の南部テネシー州から共和党候補として出馬するとツイッターで正式表明した。トランプ大統領は7月上旬、ハガティ氏が大使を辞任して上院選に出ると明らかにしていた。

 ハガティ氏はビデオ声明で、駐日大使として政権に仕えたのは「人生最大の栄誉だった」とした上で、民主党の社会主義的政策や急進左派的な同党新人議員の存在に危機感を覚え、出馬を決断したと説明した。

 テネシー州では共和党現職が今期限りで引退するのに伴い、ハガティ氏が別の候補と指名を争う。民主党候補も出馬しているが、最終的に同氏が当選するとの観測が強まっている。

 ハガティ氏は、テネシー州経済地域開発局長を経て、2016年大統領選でトランプ陣営に参加。17年8月から大使を務めた。


 7月下旬まで駐日米大使を務めたウィリアム・ハガティ氏(60)が9日、2020年秋の上院選に南部テネシー州選挙区から立候補する意向を正式表明した。「トランプ大統領の推薦」を前面に掲げ共和党の指名獲得を目指す。同州は16年大統領選でトランプ氏が圧勝した州で、同党の議席が確実視されている。

 ハガティ氏は公表した動画で「過激なリベラル主義と戦わなければならない」と宣言。減税や規制緩和、保守系連邦判事の承認、メキシコ国境沿いの壁建設など、トランプ政権の政策を推進すると強調した。

 ハガティ氏の上院選出馬を巡っては大使在任中の7月、トランプ氏がツイッターでハガティ氏を「全面支持」する考えを表明していた。後任の駐日大使は発表されていない。【ワシントン高本耕太】
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