【ワシントン時事】トランプ米大統領は20日のツイッターで、今月末からの欧州歴訪で予定していたデンマークのフレデリクセン首相との首脳会談を延期すると表明した。

 トランプ氏が意欲を見せたデンマーク領グリーンランドの購入に、同首相が関心を示さないためという。

 ロイター通信によると、ホワイトハウス当局者は、トランプ氏のデンマーク訪問自体も取りやめることを明らかにした。トランプ氏は、8月31日~9月3日の日程でポーランドとデンマークを訪れ、デンマークではマルグレーテ女王とも会見する予定だった。

 トランプ氏は、フレデリクセン氏がグリーンランド売却を即座に否定したことを踏まえ「首相の率直さによって、米デンマーク双方が(購入交渉に伴う)多大な経費と労力を節約できた」とツイート。「そのことに感謝し、(会談が)改めて設定されることを楽しみにしている」と皮肉交じりに投稿した。


 トランプ米大統領が、北極圏にあるデンマークの自治領グリーンランドを買収する構想を持っていることが明らかになった。しかし、デンマークのフレデリクセン首相は「売り物ではない」と拒否。これに腹を立てたトランプ氏は20日、来月に予定した同首相との首脳会談を延期することを明らかにした。

【写真】デンマークのフレデリクセン首相=ロイター

 米メディアによると、ロシアや中国が北極への進出をうかがう中、トランプ氏は周囲にグリーンランドを購入する方法があるか、検討するよう話したという。不動産ビジネスに関わってきたトランプ氏は、19世紀に米国がロシアからアラスカを購入したような成果にしたい考えもあるとされる。トランプ氏も18日、記者団に「戦略的に興味がある。デンマークと少し話してみよう」と買収構想を認めた。

 ところが、フレデリクセン首相は「グリーンランドは売り物ではない。トランプ氏が真剣に検討していないことを強く願う」と売却を否定した。

 これに対し、トランプ氏は20日にツイッターで「フレデリクセン首相は、グリーンランドの買収について話し合う気が無いと語った。2週間後に予定した首脳会談を延期する。首相がとても率直だったので、両国にとって多大な費用と労力を無駄にすることが避けられた」と皮肉り、不快感をあらわにした。(ワシントン=土佐茂生)


 【ワシントン共同】トランプ米大統領は20日、9月初めに予定していたデンマークのフレデリクセン首相との首脳会談を延期するとツイッターで発表した。米メディアによると、訪問自体を中止。世界最大の島グリーンランドの売却を拒否されたのが理由で、突然の訪問中止に買収への意欲が「本気だったのか」と驚きの声が広がっている。

 デンマーク女王マルグレーテ2世の招待を受けて訪問の予定だったが、トランプ氏は「デンマークは素晴らしい人々が住む特別な国だが、首相はグリーンランド売買を話し合うことに関心がない」などと説明した。


[ワシントン 20日 ロイター] - トランプ米大統領は20日、9月上旬に予定されていたデンマーク訪問を取りやめる方針を明らかにした。フレデリクセン首相が、デンマーク領グリーンランドを買収するというトランプ氏の構想に反発していた。

トランプ氏は「デンマークは素晴らしい人々がいる非常に特別な国だが、グリーンランド買収に関する協議に関心がないとのフレデリクセン首相の発言を踏まえ、2週間後に予定されていた会談を別の時期に延期する」とツイッターに投稿。

「首相が非常に率直だったことで米国とデンマークは多大なコストと労力を節約できた。これについて首相に感謝し、将来に(予定を)再調整することを楽しみにしている」と述べた。

ホワイトハウス当局者は、トランプ氏が9月2─3日のデンマーク訪問を取りやめたと語った。トランプ氏はフレデリクセン首相や、グリーンランド自治政府のキールセン首相と会談する予定だった。

トランプ氏は8月31日にポーランドを訪問する。

フレデリクセン首相は18日、米政権内でデンマーク領グリーンランド買収構想が浮上していることを受け、グリーンランドは売り物ではないとし、米国へ売却するという案はばかげていると述べていた。

トランプ大統領は18日、グリーンランド買収について最近議論したことを認めたが、当面の優先課題ではないと説明した。


【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は20日、予定されていたデンマークのメッテ・フレデリクセン(Mette Frederiksen)首相との会談を延期すると発表した。トランプ氏が関心を示したデンマーク領グリーンランドの購入に、フレデリクセン首相が否定的であることが理由だという。

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 トランプ氏はツイッター(Twitter)の投稿で、「グリーンランド買収についての協議に関心がないというフレデリクセン首相の発言を踏まえ、2週間後に予定されていた会談別の日程に延期する」と発表。

 また、「フレデリクセン首相は非常に率直な態度により、米国とデンマーク両国に多くの経費と労力を節約させることに成功した。私はそのことに感謝しており、今後改めて日程が組まれることを楽しみにしている」と皮肉交じりに書き込んだ。

 ホワイトハウス(White House)報道官も、「デンマーク訪問は取りやめになった」と認めた。

 当初グリーンランド買収構想は冗談とみなされたこともあったが、トランプ氏の会談延期の決定は同氏が買収に強い興味を持っていることを認める形となった。【翻訳編集】 AFPBB News


(CNN) トランプ米大統領は20日夜のツイートで、来月初めにデンマークで予定していたフレデリクセン首相との会談を延期すると発表した。ホワイトハウス当局者はCNNに、トランプ氏のデンマーク訪問自体が中止されたことを確認した。

トランプ氏はかねてからデンマーク領グリーンランドの買収に興味を示し、18日には記者団の前で買収構想が浮上していることを確認。これに対してフレデリクセン氏が「グリーンランドは売り物ではない」と強調し、「馬鹿げた話」と一蹴(いっしゅう)していた。

トランプ氏はツイートで「デンマークは素晴らしい人々が住む特別な国。だがフレデリクセン首相はグリーンランド買収の話し合いに応じる気がないと言うので、これを受けて2週間後に予定していた会談を別の機会に延期する」と述べた。

トランプ氏はデンマーク女王マルグレーテ2世の招待を受けてメラニア夫人とともに同国を訪問し、当局者や財界人らと会談することになっていた。合わせて予定していたポーランド訪問に影響があるかどうかは明らかでない。

トランプ氏は18日の時点で、グリーンランド買収構想のためにデンマークを訪問するわけではないと述べ、同構想は最優先課題ではないとの考えを示していた。

フレデリクセン氏の発言が伝えられた後のツイートでは、グリーンランドの海岸の町と米ラスベガスにあるトランプ・インターナショナル・ホテルを合成した冗談画像を投稿し、「こんなことはしない」と約束していた。