先週末(10月26日~10月28日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、人気ホラー映画シリーズの新作『ハロウィン(原題) / Halloween』が興行収入3,141万9,070ドル(約35億円)で2週連続となる首位に輝いた。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)

レディー・ガガの美声がすごい!2位の『アリー/スター誕生』本編映像

 ハロウィン前最後の週末とあって、2週目も好調をキープ。約1,000万ドル(約11億円)という抑えた製作費でありながら、累計興収は1億2,607万5,470ドル(約139億円)に達している。本作が描くのは傑作と名高い第1弾から直接続く物語で、オリジナル版で“スクリームクイーン”として名をはせたジェイミー・リー・カーティスがローリー役でカムバックしたことも話題だ。

 レディー・ガガが主演を務め、アカデミー賞レースで存在感を見せることになりそうな『アリー/スター誕生』も引き続き好調で、公開以来4週連続で2位を記録。累計興収は1億4,861万4,479ドル(約163億円)となった。

 ジェラルド・バトラー&ゲイリー・オールドマン共演のR指定アクションスリラー『ハンター・キラー(原題) / Hunter Killer』は興収665万3,777ドル(約7億円)で5位デビューだった。また、前回の成功を受けて拡大公開された『ミッドナインティーズ(原題) / Mid90s』が20位から10位にジャンプアップした。1990年代のロサンゼルスを舞台に、年上のグループと初めてつるむようになった13歳の少年の姿を追ったコメディードラマで、コメディアンで俳優のジョナ・ヒルの監督デビュー作だ。

 今週末は、クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーの伝記ドラマ『ボヘミアン・ラプソディ』や、ディズニー映画『くるみ割り人形と秘密の王国』などが公開される。(編集部・市川遥)

10月26日~10月28日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『ハロウィン(原題) / Halloween』
2(2)『アリー/スター誕生』
3(3)『ヴェノム』
4(4)『グースバンプス2:ホーンテッド・ハロウィーン(原題) / Goosebumps 2: Haunted Halloween』
5(初)『ハンター・キラー(原題) / Hunter Killer』
6(6)『ザ・ヘイト・ユー・ギブ(原題) / The Hate U Give』
7(5)『ファースト・マン』
8(7)『スモールフット』
9(8)『ナイト・スクール(原題) / Night School』
10(20)『ミッドナインティーズ(原題) / Mid90s』



Box Office Mojoが発表した情報によると、北米で先週末公開された、ホラー映画『ハロウィン』(78)のシリーズ第11作となる最新作『Halloween(原題)』の公開週末の全米週末興行収入が7622万ドル(約84億円)を記録し首位デビュー。本作は、女性が主役のホラー映画としても史上最高の週末興収を記録した。また、2周目の週末となった26~28日も、3日間で3200万ドル(約35億円)を記録し、累計興行収入は1億2670万ドル(約140億円)に到達している。

【写真を見る】『ハロウィン』最新作が異例の大ヒット!59歳になったジェイミー・リー・カーティスが再び主演

新作『Halloween(原題)』は、1978年のオリジナル版『ハロウィン』の続編で、ヒロインのローリー・ストロードを演じた女優、ジェイミー・リー・カーティス(59)が再び主演している。本作は、55歳以上の女優が主人公の作品としても、過去最高の公開週末興収を記録したことで注目が集まっている。

ストーリーは、第1作の40年後を舞台に、精神病棟から搬送されている間にマイケル・マイヤーズが脱出してしまうことから始まる。過去がトラウマになっていたローリーは、疎遠の娘カレンと愛孫を脅威から守るため、再び立ち上がる…という内容。

根強いファンベースが存在するホラー・ジャンルは、ファンの心をつかめば大ヒットするものの、続編やリメイクで観客を落胆させて、失敗に終わった作品が数多く存在する。本作を企画したミラマックスは、『ハロウィン』の続編の成功のために、『ゲット・アウト』(17)や『スプリット』(16)といった人気ホラー映画を発信する製作会社のブラムハウス・プロダクションズと、共同製作をすることを決定した。

米Deadlineによると、ブラムハウス・プロダクションズのジェイソン・ブラムは、ホラー映画の続編の製作をする際は、必ず原作の製作者に参加してもらうことを重視しているそうで、直々に原作のジョン・カーペンター監督に参加を懇願したそうだ。結果、カーペンターは本作に、製作総指者とクリエイティブ・コンサルタントとしてだけでなく、映画音楽家の息子とともに作曲家としても参加している。

本作のメガホンを握ることになったのは『スモーキング・ハイ』(08)や『セルフィッシュ・サマー』(13)、『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』(17)で知られるデヴィッド・ゴードン・グリーン監督。ホラー監督でない彼を監督に抜擢したのも、ブラムハウスの工夫だ。例として、ブラムハウスが製作し大ヒットした『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール監督は、元々はコント劇で知られるコメディアンだ。また、本作の脚本はグリーン監督が、コメディ俳優として知られるダニー・マクブライドと共同執筆している。このようにジャンルに縛られず、斬新な感覚を持つクリエイター達に指揮をとらせることで映画の成功を試みたようだ。

ブラムハウス・プロダクションズは観客の求める映画の追求を徹底していることでも知られており、『ゲット・アウト』を製作した際は、テスト試写の際のファンの意見を反映させて、エンディングを大幅に変更し、撮影をし直した。本作も、テスト試写の観客のリアクションをうけて、およそ500万ドルをかけて追加撮影と修正を行なったそうだ。

映画界でパワーアップする女性の存在を強調し、徹底した製作スタイルで作られた現代版ホラー・クラシックの『Halloween(原題)』に、ぜひ注目してほしい。(Movie Walker・LA在住/小池かおる)



 スパイダーマンの宿敵・ヴェノムが主人公のマーベル映画『ヴェノム』の全世界興行収入が、公開4週目にして5億ドル(約550億円)を突破した。

【動画】トム・ハーディが最も残虐な悪に!映画『ヴェノム』新予告編

 10月5日に全米公開された本作は、公開初週で興行収入8,025万5,756ドル(約88億円)を記録し、全米ボックスオフィスで首位を獲得。公開2週目でも、『アリー/スター誕生』『ファースト・マン』といった大作を抑えて首位をキープ。公開4週目での全米累計興収は、推定1億8,728万2,314ドル(約206億円)となっており、すでに本作の製作費約1億ドル(約110億円)を超える好成績を記録している。

 この数字を踏まえた全世界累計興収は、推定5億838万2,314ドル(約559億円)となり、『アントマン&ワスプ』の6億2,243万158ドル(約684億円)や『ジャスティス・リーグ』の6億5,792万4,295ドル(約723億円)といった他のアメコミ映画の全世界興収を超える可能性も出てきている。また、間もなく公開を控える日本と中国では、スパイダーマンをはじめとしたマーベル映画の人気が高く、両国の興行成績次第で数字がさらに伸びることが予想される。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)

 『ヴェノム』は、ジャーナリストのエディ(トム・ハーディ)が違法な人体実験を行う財団の真実を追う中で地球外生命体“シンビオート”に寄生され、ヴェノムとして戦う姿を描くアクション。11月2日より全国公開。(編集部・倉本拓弥)



[ロサンゼルス 28日 ロイター] - バラエティ・ドット・コムによると、週末の北米映画興行収入ランキングは、デビッド・ゴードン・グリーン監督によるホラー映画「Halloween(原題)」が3200万ドル(約35億7800万円)を稼ぎ、前週に続き首位となった。26日時点で興収合計は1億ドルを突破した。

同作品は、1978年公開のジョン・カーペンター監督による「ハロウィン」の40年後を描く直接の続編となる。

海外で2500万ドルを稼ぎ、これまでの全世界興行収入は1億7200万ドルに達した。

2位は4週目に突入したレディー・ガガ主演映画「アリー/スター誕生」(日本公開12月21日)で、1400万ドルを稼いだ。公開以来の興収合計は1億4800万ドル。

ガガの相手役俳優のブラッドリー・クーパーが監督も務めた同作は、1937年の「スタア誕生」の3度目のリメイクとなる。1954年にジュディ・ガーランド主演で、1976年にバーブラ・ストライサンド主演でリメークされている。

3位はマーベル・コミックのキャラクターを主人公にしたスーパーヒーロー映画「ヴェノム」(同11月2日)で、1080万ドルを稼いだ。

トム・ハーディがエディ・ブロック(ヴェノム)を、エディのガールフレンドをミシェル・ウィリアムズが演じる。監督はルーベン・フライシャー。

4位はファミリー向け映画「Goosebumps 2: Haunted Halloween」で750万ドル。人気ホラー小説シリーズ「グースバンプス」の映画化第2弾。

5位は初登場の「Hunter Killer」で665万ドルを稼いだ。ジェラルド・バトラーゲイリー・オールドマン出演の軍事スリラー。