[映画.com ニュース] 11月10~11日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表された。新作6本がランクインし、「ボヘミアン・ラプソディ」が初登場で首位を獲得した。同作は、1991年に45歳で亡くなった人気ロックバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ。9日から全国438スクリーンで公開され、土日2日間で観客動員24万5000人、興行収入3億5400万円を稼ぎ出した。公開3日間の成績は動員33万8299人、興収4億8698万円。これは今年2月に公開され、興収53億円を記録した「グレイテスト・ショーマン」の興収比95.9%の成績。都心の劇場では満席回が続出し、客層はクイーンファンだけでなく、20代から40代のカップルや夫婦、クイーン世代の親子など、男女比半々で幅広い年齢層が劇場に詰めかけている。鑑賞後の満足度も高いことから、最終興収20億円以上、正月も頑張れば30億円以上が見込める好スタートを切った。

 2位は前週首位スタートを切った「ヴェノム」。週末2日間で動員19万6000人、興収2億8900万円をあげ、累計動員は83万9890人、興収は12億3834万7700円を記録。公開9日目で興収10億円、10日目で12億円を突破した。興収は前週末比65.7%で、引き続き幅広い年齢層が詰めかけている。

 3位には新作「ういらぶ。」がランクイン。累計発行部数180万部を突破した星森ゆきもの人気コミックを平野紫耀桜井日奈子の共演で実写映画化した青春ラブストーリー。9日より全国218スクリーンで公開され、土日2日間で動員14万3000人、興収1億7000万円を記録した。これは今年3月31日に公開された平野主演「honey」の興収比265.3%、今年4月28日に公開された桜井主演「ママレード・ボーイ」の興収比239.2%の成績。小学生の女の子とその保護者、中学生からOLまで幅広い世代の女性を中心に集客しており、まずは興収10億円が当面の目標となりそうな出足となった。

 新作では他に、「GODZILLA 星を喰う者」が6位、全国30スクリーンでの公開ながら高稼働の「続・終物語」が7位、「ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」が9位とアニメ作品がランクインし、ローワン・アトキンソン主演のスパイアクションコメディ「ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲」は10位スタートとなった。

 なお圏外ではあるが、公開21週目に入った「カメラを止めるな!」の累計興収が30億円を突破した。依然として全国200館近くの劇場で上映されている。



伝説のバンド「クイーン」を率いたフレディ・マーキュリーの半生を、魂に響く28の名曲と共に贈る『ボヘミアン・ラプソディ』がついに公開。週末の興行収入は『グレイテスト・ショーマン』(興収53億円)のオープニング3日間対比96%、『レ・ミゼラブル』(興収58億円)の同129%を記録し、都心の劇場では満席回が続出。「クイーン」と関わりの深い日本でも、初登場NO.1スタートを切った。

【画像】「ライヴ・エイド」描くラスト21分間で「号泣」の声

◆老若男女、幅広い層が鑑賞!世界35か国でもNO.1独走中

11月8日(木)18時から前夜特別上映が始まり、9日(金)から全国438館で封切られた本作。週末3日間(11月9日~11日)の累計動員33万8,299人、興行収入4億8,698万円を達成し、堂々のNo.1“チャンピオン”となった。

客層は「クイーン」世代だけに留まらず、20代~40代のカップル・夫婦、「クイーン」世代が親子で鑑賞するなど、幅広い年齢層を獲得。男女比は50:50。終映後には、目を真っ赤にして出てくる女性の姿も数多く見られた。観客、メディアともに評価が非常に高く、SNS上には「ライヴ・エイド」の模様を描いたラスト21分間で「号泣」「全身鳥肌」「胸アツ」「今年ベスト1」などの声が噴出。エンドロールでは誰ひとりと席を立たず、上映後に拍手が自然発生したとのツイートも多く発信された。

すでに世界各国78か国で公開されている本作は、全米では興収1億ドル超え、全世界興収2億8527万ドル(約253億円)を突破。英国では3週目で興収累計3,817万ドル(約43億円)を稼ぎ出し、2週目の韓国では先週の公開週末より驚異の144%アップで興収1,460万ドル(約16億円)、オランダでは20世紀フォックス映画史上最大のオープニングを樹立。韓国を含むスペイン、オランダ、インドネシア、フィリピンの5か国では先週末よりも上回る興収を達成し、現在、35か国でNO.1ランキングを独走中と、世界中が『ボヘミアン・ラプソディ』に胸アツになっている様子だ。

◆ドラマ主題歌やCMソングで浸透していた「クイーン」の名曲

「クイーン」といえば、木村拓哉の主演ドラマ「プライド」や数々のCM起用などで、「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」「伝説のチャンピオン」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」、そして映画タイトルでもある「ボヘミアン・ラプソディ」など、その楽曲自体は誰しも耳にしたことはあるはずだが、現在ではバンドのリアルタイムを知らない人も多い。だが、映画レビューサイト「coco」では映画レビュアーの満足度100%という高評価。「歴史なり人となりは殆ど知らなかった」「フレーズは聞いたことあります、ぐらいの認識」「ファンではなかったが予告編を見て気になって」という人たちからは、だからこそ楽しめた、感動したとの声が。

「知らなかったグループの色々。それぞれの心の内。すれ違った家族やメンバーとの歩み寄りにぐっときた」という胸に迫るドラマの部分と、「名曲誕生の瞬間に感動」「超有名楽曲の持つエモーショナルな力に心が昂り煽られる」など楽曲制作の裏側を描く部分が見事な相互作用を見せているようで、「フレディの人生と歌が共鳴し、新鮮な曲に聴こえる」「最高のクイーン映画」「映画としてもとてもよく出来ている」というコメントが相次いでいる。

◆ラスト21分、ライブ完全再現が伝説的!「何が最高って観れば分かる」

とりわけ観客を胸アツにさせているのが、アフリカ難民救済を目的に1985年7月13日に英米で行われ、世界同時生中継(もちろん日本でも)された20世紀最大のチャリティーコンサート「ライヴ・エイド」での「クイーン」を再現したシーンだ。キャッチコピーにも記されている「魂に響くラスト21分―、その感動に涙が止まらない。」に「まさか本当だとは思わなかった」、「圧巻で鳥肌立った」「自分もあの場にいるような感覚になり、涙が止まらなかった」など圧倒されたという声が続々と上がっている。

加えて、「Queenの完成度の高さに涙」「時々本人かと思うほど特徴を良く捉えていました」「役者さんのなりきりがもはや憑依レベル」「ラミマレック素晴らしい ブライアンメイ似過ぎ」など、本年度アカデミー賞の呼び声も高いラミ・マレック演じるフレディをはじめ、グウィリム・リー演じるブライアン・メイ(ギター)らのそっくりぶりにも絶賛の声が多数。


「何が最高って観れば分かるよ」「これは映画館で見ないと損」「音響の良い劇場鑑賞を強く推奨」「ドルビー・アトモスでもう1回観てきた」「IMAXでもう一回見たい」など、音響に特化した映画館での鑑賞を薦める声やリピーターの声も上がり始めている。


◆応援上映にもキャストがサプライズ登場
先日は公開に合わせ、フレディ役のラミに、ブライアン役のグウィリム、そしてジョン・ディーコン役ジョー・マッゼロというキャスト陣も来日。ジャパンプレミア、来日記者会見に続き、なんと公開初日9日には東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた“胸アツ”応援上映後に、彼ら3人がサプライズ登場していた。


クライマックスのライヴ・エイドのシーンから客席後方でこっそり鑑賞していた彼らは、日本の観客が一体となって歌う様子に感極まって涙ぐんでいたそう。しかも、完全サプライズの舞台挨拶ということで、3人の登場に観客は大興奮。

さらにスペシャル・ゲストとして、今回、新作映画の撮影のため来日が叶わなかったベン・ハーディ(ロジャー・テイラー役)も等身大パネルでの登壇(?)が実現。「クイーン」を演じたキャスト4人揃った姿が日本のファンたちの前で初披露された。その後もラミが観客に対し質問を受け付けるなど、メンバーは終始ノリノリ。しまいにはパネルのベンにもマイクをむけるなどのジョークを見せ、熱狂した観客たちと盛り上がっていた。

また、日本滞在中に彼らは頻繁にSNSを更新。かつて日本に来日した本家「クイーン」をパロディして東京タワー前で記念写真を撮影する、というお茶目な写真もアップされ、ここでもベンは等身大パネルで登場。


さらに、箱根まで足を伸ばしたメンバーたちにも“同行”したことをグウィリムがアップするなど、日本を満喫する様子が伝えられている。


11月11日付けiTunesアルバムランキングでは、「ボヘミアン・ラプソディ」(オリジナル・サウンドトラック)が第1位に、ベスト盤である「QUEEN Jewels」が2位、同じく「Greatest Hits」が4位にランクイン。着物や骨董品など、日本文化に大きな影響を受けていたというフレディら「クイーン」のメンバーたち。彼らが愛した日本でも、いま「クイーン」旋風が巻き起こっている。

『ボヘミアン・ラプソディ』は全国にて公開中。



 11月10~11日の全国映画動員ランキングが興行通信社より発表され、クイーンのフレディ・マーキュリーの生き様を描いた『ボヘミアン・ラプソディ』が、初週土日動員24万5000人、興収3億5400万円をあげ、初登場1位に輝いた。11月9日からの3日間では動員33万8299人、興収4億8698万円。この数字は、興収53億円を記録した『グレイテスト・ショーマン』のオープニング3日間対比96%、興収58億円をあげた『レ・ミゼラブル』の129%。大きなヒットが期待できる絶好のスタートを切った。

【写真】写真で見る「11月10日~11月11日全国映画動員ランキング」


 2位は、先週の1位から順位を下げたものの、『ヴェノム』が週末土日動員19万6000人、興収2億8900万円をあげランクイン。累計では公開2週目で12億円を突破した。

 King&Prince平野紫耀主演の『ういらぶ。』は、初週土日動員14万3000人、興収1億7000万円をあげ3位スタート。

 そのほか、初登場組は、ゴジラシリーズ初のアニメ3部作の最終章『GODZILLA 星を喰う者』が6位、西尾維新による青春怪異小説をアニメ映画化した『続・終物語』が7位、『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』が9位と、3本のアニメーション映画がランクイン。また、ローワン・アトキンソン主演のスパイアクションコメディ『ジョニー・イングリッシュ』の6年ぶりの新作『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』は10位スタートとなった。

 圏外に落ちたものの、公開から21週目を迎えた『カメラを止めるな!』は累計30億円を突破した。

 11月10日~11月11日全国映画動員ランキングは、以下の通り。

第1位:ボヘミアン・ラプソディ
第2位:ヴェノム
第3位:ういらぶ。
第4位:スマホを落としただけなのに
第5位:映画HUGっと!プリキュア・ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ
第6位:GODZILLA 星を喰う者
第7位:続・終物語
第8位:旅猫リポート
第9位:ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション
第10位:ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲



立冬を迎え、気温の冷え込みも本格化してきた11月10・11日の週末動員ランキング。そんな寒さも吹き飛ばすようなフレディ・マーキュリーの熱い生き様を描いた『ボヘミアン・ラプソディ』が1位となるなど、新作が6作品もランクインする変動の大きい結果となった。

シリーズ6年ぶりの新作の『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』

■ 「クイーン」リアルタイム世代以外にも響いた『ボヘミアン』が首位に

首位に輝いたのは土日2日間で動員24万5000人、興収3億5400万円をあげた『ボヘミアン・ラプソディ』。初日からの3日間累計では動員33万8000人、興収4億8700万円をあげており、同じく楽曲が作品を彩り、興収53億円のヒットとなった『グレイテスト・ショーマン』(18)と比べても96%という好成績を収めている。

世界的ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に41歳という若さでこの世を去ったフレディの半生を描いた本作。伝記映画にも関わらず「クイーン」リアルタイム世代以外の20代など、若い観客も多く足を運んでいるようで、「あまり知らなかったけど、映画は最高だった」といった好評の感想がSNS上にはあふれている。

また、ラストのライブシーンには「とにかく泣いた」「鳥肌が立った」など、圧倒されたという声が多数。鑑賞後に楽曲を購入している人も多いようで、11月11日付のiTunesランキングでサントラが首位、2004年に発売されたベスト盤「Jewels」が2位、1981年に発売されたベスト盤「Greatest Hits」も4位にランクインしている。

■ シリーズものが強し!続々、初登場トップ10入り

そのほかは、シリーズもののアニメの躍進が目立つ結果に。6位に、『アニゴジ』シリーズ3部作の完結編となる『GODZILLA 星を喰う者』が、7位には、西尾維新の〈物語〉シリーズ、ファイナルシーズンの最終巻をアニメ映画化した『続・終物語』が、9位には劇場3部作の第2部『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』が、そろって初登場でランクイン。特に『続・終物語』はミニシアターランキングでも1位に輝いており、小規模公開ながら健闘したことがわかる。

また、アニメではないが「Mr.ビーン」のローワン・アトキンソンが主演した、シリーズ6年ぶりのスパイアクションコメディ『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』も10位に入っている。今週末は、シリーズものでは『ボーダーライン:ソルジャーズデイ』が公開となるが、果たして上位に食い込むことができるだろうか。(Movie Walker・文/トライワークス)
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