大リーグの新人王が12日(日本時間13日)発表され、ア・リーグはエンゼルス大谷翔平投手(24)が、ナ・リーグはブレーブスのロナルド・アクーニャ外野手(20)が受賞した。日本選手の受賞は野茂(95年、ドジャース)、佐々木(00年、マリナーズ)、イチロー(01年、マリナーズ)に続き、史上4人目の快挙となった。

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 「1年目に取れたのはうれしい。良かったです」

 大谷は昨オフにメジャー全30球団に近い数のチームが獲得意思を見せる中、エンゼルス入団を決断。打者として104試合に出場し、打率・285、22本塁打、61打点、10盗塁を残し、長打率・564は両リーグ新人1位、出塁率・361はア・リーグ新人1位だった。投手としては6月と9月に右肘靭帯に損傷が見つかり、登板数は10試合に制限されたが、4勝2敗、防御率3・31をマーク。ベーブ・ルース以来、100年ぶりの本格的二刀流選手として大きな注目を集める中、質の高いパフォーマンスを披露し、本物であることを証明した。

 大谷とともに最終候補に残り、最大のライバルと目されていたヤンキースのミゲル・アンドゥハー内野手(23)は次点。正三塁手として149試合に出場し、打率・297、新人二冠となる27本塁打、92打点。47二塁打はジョー・ディマジオの記録を塗り替える球団新人最多だった。

 新人王は全米野球記者協会(BBWAA)に所属する会員の中から選ばれた各リーグ30人が3名連記で投票。1位5点、2位3点、3位1点とし、合計点で決定する。大谷が、最終候補3人の中で唯一、規定打席に達し、シーズン100勝を挙げたチームの主力として活躍したアンドゥハーに勝ったことは、野球を国技とする国で二刀流が認められたことを意味する。



エンゼルス大谷翔平投手(24)が、日本人メジャーリーガーでは17年ぶりに新人王に選ばれた。12日(日本時間13日)、全米野球記者協会(BBWAA)の選ぶ18年シーズンの新人王が発表され、総獲得ポイントで大谷が1位となり、ヤンキースのアンドゥハー内野手らを上回った。新人王獲得は日本人では95年の野茂英雄、00年の佐々木主浩、01年のイチロー以来4人目の快挙。

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ベーブルース以来の二刀流として日米から注目された今季は、投手として4勝2敗、防御率3・31。打者としては打率2割8分5厘、22本塁打、61打点の成績を残した。

6月6日に右肘内側側副靱帯(じんたい)を損傷し、投手としては10試合の登板にとどまったが、4月上旬のメジャー初本塁打から3戦連発。その2日後のアスレチックス戦で7回1死までパーフェクト投球を披露するなど、全米に衝撃を与えた。

大谷は10月1日に肘の靱帯(じんたい)再建術、トミー・ジョン手術を受け、現在は米ロサンゼルスでリハビリ中。二刀流としての復帰は20年シーズン以降となる見込みで、来季は打者に専念する。2年目のさらなる活躍へ向けて励みとなる新人王獲得となった。



 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が12(日本時間13日)、ア・リーグの最優秀新人(新人王)に選出された。日本選手では1995年の野茂英雄投手(ドジャース)2000年の佐々木主浩投手、01年のイチロー外野手(以上マリナーズ)以来、17年ぶり4人目の快挙となった。

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 大谷は昨オフに日本ハムからポスティングシステムを利用し、エ軍入り。ベーブ・ルース以来の本格的な二刀流でプレーし、投手で10試合に先発して4勝2敗、防御率3・31。打者では104試合で打率・285、22本塁打、61打点、10盗塁。同一シーズンでの「10試合登板、20本塁打、10盗塁」はメジャー史上初だった。

 新人王は全米野球記者協会会員(BBWAA)の投票で決まる。他の候補者はともにヤンキースで打率・297、27本塁打、92打点の内野手アンドゥハー、同・271、24本塁打、77打点の内野手トーレス。数字で勝るアンドゥハーが最大のライバルとみられたが、二刀流のインパクトが地元の西海岸だけでなく米国全土のメディアにも認められた形となった。

【ア・リーグ 得票数詳細】

大谷(エンゼルス) 1位票25、2位票4、3位票0 計137

アンドゥハー(ヤンキース) 1位票5、2位票20、3位票4 計89

トーレス(ヤンキース) 1位票0、2位票3、3位票16 計25

ウェンドル(レイズ) 1位票0、2位票3、3位票8 計17



 ア・リーグの最優秀新人(新人王)が12日(日本時間13日)に発表され、エンゼルスの大谷翔平投手(24)が日本選手として17年ぶり4人目の新人王を獲得した。

 日本選手では1995年の野茂英雄投手(ドジャース)、2000年の佐々木主浩投手、01年のイチロー外野手(ともにマリナーズ)が新人王を獲得している。

 大谷は投手で10試合に先発して4勝2敗、防御率3・31。打者では104試合で打率・285、22本塁打、61打点、10盗塁。同一シーズンでの「10試合登板、20本塁打、10盗塁」はメジャー史上初だった。

 新人王は全米野球記者協会会員の投票で決定。大谷は最終候補のミゲル・アンドゥハー内野手(23)とグレイバー・トーレス内野手(21)のヤンキース勢を抑えての受賞となった。



 エンゼルスの大谷翔平選手(24)が12日(日本時間13日)、米国で最も権威のある全米野球記者協会による新人王に選出された。投打二刀流の選手では史上初の受賞。日本人選手では95年野茂英雄投手(ドジャース)、00年佐々木主浩投手(マリナーズ)、01年イチロー外野手(マリナーズ)に次いで、17年ぶり4人目の快挙となった。

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 メジャーでも前代未聞だ。打者として22本塁打、投手として10試合に登板して4勝(2敗)をマークした大谷が、1947年に始まった米国で最も権威がある全米野球記者協会選出の新人王に輝いた。

 大谷はベースボール・アメリカ紙、ベースボール・ダイジェスト誌、USAトゥデー紙でも新人王に選ばれたが、スポーティングニューズ紙だけは27本塁打、92打点をマークしたヤンキースでのM・アンドゥハー内野手(23)を選出していた。

 各フランチャイズ2人ずつ計30人の記者投票中、1位票を25票獲得。5票しかなかったアンドゥハーを圧倒。合計ポイントでも137票を獲得。アンドゥハーの89ポイントを大きく引き離し、日本人4人目の快挙を成し遂げた。

 マイナー契約の招待選手として参加したオープン戦は、2試合に登板も2回2/3で9失点。打っても32打数4安打で長打は0、打点もわずか1と振るわなかった。それでも、エンゼルスは素質を高く評価。3月28日にメジャー契約を結んだ。

 ステップせず、すり足にしたフォームで迎えた開幕のアスレチックス戦。初打席初安打を右前に運んだ。初登板となった4月1日の同じカードでは6回を3安打3失点にまとめ、初勝利をマークした。

 本拠開幕戦の4月3日インディアンス戦からは驚異の3試合連続ホームラン。8日のアスレチックス戦では7回を投げ、1安打12奪三振で2勝目を挙げて一気に全米の注目を集めた。

 4月2日から8日までの週間MVPを受賞すると、4月の月間最優秀新人にも選出された。しかし、6月6日ロイヤルズ戦で右肘を痛め、8日から故障者リスト入り。PRP注射の治療を受けて登板を回避していたが、7月3日以降はDHや代打として復帰した。9月には再び3試合連続本塁打を放つなど、2度目の月間最優秀新人に選出。03年の松井秀喜外野手(ヤンキース)が記録した16本の日本人選手1年目の本塁打数を22本まで大きく塗り替えたのが、新人王受賞の決め手になった。

 3か月ぶりの復帰登板で再び肘を痛め、最終的にトミー・ジョン手術を決断。シーズン終了直後に手術を受けたが、二刀流としての活躍でメジャーの歴史に大きな1ページを飾ったことは間違いない。

 ◆大谷 翔平(おおたに・しょうへい)1994年7月5日、岩手・水沢市(現奥州市)生まれ。花巻東高出身。メジャー希望も2012年ドラフト1位で指名された日本ハムに入団。14年、プロ野球史上初の同一シーズンでの2ケタ本塁打と2ケタ勝利を達成。16年にも10勝、22本塁打をマークしてパ・リーグ優勝と日本一に貢献。リーグMVP、史上初めてベストナインの投手とDHの両部門を同時受賞。同年CSのソフトバンク戦でプロ野球最速の165キロをマーク。昨年12月、ポスティングシステムでエンゼルス入り。193センチ、91キロ。右投左打。



 大谷は今季打者として104試合に出場し、打率・285、61打点、22本塁打、10盗塁をマーク。規定打席数が不足しているとはいえ、出塁率と長打率を併せた「OPS」ではリーグ全体で8位相当の・925に達していた。

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 OPSで今季7位のアレックス・ブレグマン(24=アストロズ)は31本塁打で同8位のポール・ゴールドシュミット(31=ダイヤモンドバックス)は33本塁打。大谷が規定打席に達するペースで出場していれば34本塁打以上をクリアしていたことになり、この形なき“伸びしろ”が投票権を持っていた記者たちの心を揺り動かしたとも言える。

 投手としては10試合に登板して4勝2敗。防御率は3・31で51回2/3を投げて63三振を奪った。右ひじの故障でシーズン終盤は打撃に専念したが、三振奪取率は10・97と2ケタを記録。15本塁打と投球回数50イニング以上を同一シーズンでクリアしたのは1919年のベーブ・ルース(ヤンキース=9勝5敗、133回1/3、29本塁打)以来で、そのベーブ・ルースさえも達成できなかった「15本塁打と50奪三振以上」をクリアした史上最初の選手にもなったことも新人王につながった。

 一方、最終候補に残っていたヤンキースのミゲル・アンドゥハー(23=ドミニカ共和国出身)、グレイバー・トーレス(21=ベネズエラ出身)の両内野手は、二刀流として注目を集めた大谷の前に落選となった形。アンドゥハーは今季149試合で打率・297、27本塁打、トーレスは123試合で打率・271、24本塁打という好成績を残していたが、失策数はアンドゥーハーが15(ア・リーグ12位)でトーレスは17(同8位)と多め。アンドゥーハーは送球に難があり、将来を担うヤンキースの三塁手としては疑問視する声も多かった。



エンゼルス大谷翔平投手が12日(日本時間13日)、全米記者協会(BWAA)の選ぶ新人王に輝いた。

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日本選手の受賞は、1995年の野茂英雄投手(ドジャース)2000年の佐々木主浩投手、2001年のイチロー外野手(以上マリナーズ)に続き17年ぶり4人目。

【過去の日本選手新人王メモ】

◆95年野茂英雄(ドジャース) 28試合13勝6敗、防御率2・54、リーグ最多の236奪三振。この当時は28人の投票で選出され、野茂は1位18票で118ポイントを獲得し、接戦を制して受賞した。2位は野球殿堂入りしたチッパー・ジョーンズ外野手(ブレーブス)で、1位10票を獲得し14ポイント差だった。

◆00年佐々木主浩(マリナーズ) 63試合2勝5敗37セーブ、防御率3・16。この年も28人の投票で選出され、佐々木は1位17票で104ポイントを獲得し、1位7票を獲得したテレンス・ロング外野手(アスレチックス)に21ポイント差をつけて受賞した。ア・リーグで投手が新人王に輝いたのは11年ぶり。32歳での受賞はメジャー史上2番目の年長だった。

◆01年イチロー(マリナーズ) 157試合、6本塁打、69打点、56盗塁、打率3割5分。この年も28人の投票で選出され、1位27票で138ポイントを獲得し2位以下を大きく離して圧勝だった。2位は当時インディアンスだったCC・サバシア投手(現ヤンキース)で1位1票を獲得し73ポイント、3位が元広島のアルフォンソ・ソリアーノ内野手(ヤンキース)だった。
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