【ハラレAFP=時事】アフリカ南部ジンバブエの首都ハラレ郊外で14日、戦車の車列が目撃され、不穏な空気が漂った。

 ムガベ大統領(93)が最近、ムナンガグワ副大統領を突如解任するなど、グレース夫人(52)への禅譲に向けたとみられる動きを見せる中、国軍のチウェンガ司令官が13日、「最近の悪ふざけの背後に誰がいるのか考えないといけない。軍は介入をためらわない」と異例の警告を行っていた。 


 【ハラレAFP=時事】アフリカ南部ジンバブエの与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU―PF)は14日、声明を出し、ムガベ大統領に自制を求めたチウェンガ国軍司令官に対し「反逆行為だ」と批判した。

 「明らかに計算した上で国の平和を乱そうとしている。反乱の扇動を意味する」と糾弾した。 


[ハラレ 15日 ロイター] - ジンバブエの首都ハラレで15日、兵士が国営放送局ZBCを占拠した。軍は、ムガベ大統領(93)の周辺にいる社会・経済的な苦痛をもたらす「犯罪者」が標的だとし、権力を掌握したと発表した。また大統領と家族は無事だとした。 

【映像】80年以来独裁続くジンバブエ、軍司令官が政治介入の意向

与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU─PF)はこれより先、軍トップの「反逆行為」を非難しており、クーデターとの観測が広がっていた。

軍の報道官はテレビ放送で、「任務」終了後、可能な限り早期に「正常な状態」に戻るとの見方を示した。  

政府の関係筋によると、軍は15日にチョムボ財務相を拘束した。チョムボ氏は、ZANU─PF内で大統領夫人のグレース氏(52)が率いるグループ「G40」の中心メンバー。  

ハラレでは兵士が市内に配置され、ロイター記者は主要道路で装甲車両を確認した。その2時間後に兵士がZBCを占拠し、従業員に退去を命じた。ロイターの目撃者によると、その直後、ハラレ中心部で3回の爆発が起きたという。

ジンバブエでは1週間前、ムナンガグワ第1副大統領が解任された。ムナンガグワ氏は数カ月前はムガベ大統領の後継者として有力候補と目されていた。同氏の解任により、大統領夫人のグレース氏が後継就任に道が開けた形となる。

チウェンガ国軍司令官は13日、ムナンガグワ氏の支持者の追放をやめさせるため「介入する」準備があると述べた。軍がムナンガグワ氏解任の受け入れを拒否すると表明した。

当局者によると、ムガベ大統領は14日にハラレで週次の閣僚会議に出席。ZANU─PFはその後、チウェンガ国軍司令官が反乱をあおる目的で「反逆行為」を行ったと非難した。

一方でアナリストらは、軍は批判を避けるため、自身の動きを全面的なクーデターではないものとして示したい考えだと指摘している。

米英はハラレに滞在する自国民に対し、「政情不安」を理由に外出しないよう呼び掛けた。

ムガベ大統領は過去37年にわたりジンバブエを率いてきた。アフリカ大陸では尊敬を集める一方、欧米では独裁者などとして批判されている。



 アフリカ南部ジンバブエで15日未明(日本時間同午前)、首都ハラレの国営放送局ZBCが兵士らに占拠された。

首都郊外に戦車=ジンバブエ

 AFP通信によると、国軍将校は国営テレビを通じて演説し、ムガベ大統領(93)とその家族は無事だと説明。「政府を軍が乗っ取ったのではない」と強調した。しかし、「大統領周辺の犯罪者は標的だ」と述べており、ロイター通信は、 チョムボ財務相が軍に拘束されたと伝えた。事実上のクーデターの可能性がある。

 ロイター通信や英BBC放送によれば、ハラレの主要道路には軍の装甲車両が展開している。ジンバブエでは13日、チウェンガ国軍司令官が公然と大統領を批判し、「クーデターが起きるのではないか」と不穏な空気が漂っていた。

 AFP通信は15日、ハラレ郊外にある大統領邸近くに住む住民が「午前2時(同9時)すぎ、30~40発の銃声が聞こえた。3~4分続いた」と話したと報じた。「爆発音が聞こえた」という証言もある。

 英外務省や在ハラレ米大使館はそれぞれ自国民向けに声明を出し、安全な場所を離れないよう指示した。 ロイター通信によると、首都の通りを走る乗用車に対して、兵士らが「停車せずに走れ」と大声を上げている。 


 【ヨハネスブルク小泉大士】ロイター通信によると、アフリカ南部ジンバブエの首都ハラレで14日夜から15日未明にかけ、国軍兵士が国営放送局を占拠した。首都には軍の装甲車両が展開し、ムガベ大統領(93)の自宅周辺で銃撃戦が発生したり、市内で爆発音が聞こえたりしたとの情報もある。ムガベ氏が自身の後継問題を巡りムナンガグワ第1副大統領を解任したことを受け、反発した軍がクーデターを起こしたとの観測が強まっている。

 ムガベ氏は6日、「不誠実な態度を取った」としてムナンガグワ氏を解任。国軍のチウェンガ司令官は13日、軍幹部ら90人とともに記者会見し「粛清をやめなければ軍は介入せざるを得ない」と異例の声明を発表した。

 与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)はムガベ氏らに事実上の警告を発したとみられる国軍司令官を「反逆行為だ」と激しく批判。14日午後、ハラレ近郊で戦車や装甲車が目撃されるなど、緊張が高まっていた。

 在ジンバブエ米国大使館は15日、全職員に自宅待機を命じた。

 ムガベ氏は1980年の独立以来、実権を握り続けている世界最高齢の首脳で、2018年の大統領選挙で7選を目指している。ムガベ氏には体調不良説が絶えず、ムナンガグワ氏とムガベ氏の妻グレース氏(52)による後継レースが激化。ムナンガグワ氏の解任により、グレース氏が「ポスト・ムガベ」の最有力候補に浮上したがムナンガグワ氏を支持する勢力は反発していた。

 ジンバブエは経済が著しく疲弊するなど混乱状態が続く。野党弾圧によって長期政権を続けるムガベ氏は、欧米などから「独裁的だ」と批判されてきた。


 アフリカ南部ジンバブエの首都ハラレで15日未明、国営放送局が兵士らに占拠された。軍車両が首都の通りに展開されたほか、複数の爆発が起きたとの情報もある。軍は否定しているが、クーデターとの見方も出ている。

 AP通信などによると、首都では14日、弾薬を積んだ複数の軍車両や兵士の姿が目撃されていた。爆発はジンバブエ大学周辺などで起きたとみられる。軍報道官は放送局の占拠後、「軍による政府の乗っ取りではなく、(大統領の)ムガベ氏周辺にいる犯罪者を標的にしている。ムガベ氏は無事だ」との声明を出した。

 同国は欧米から「独裁者」と指摘されるムガベ大統領(93)が1980年の独立以来、実権を握ってきた。現在は世界で最高齢の首脳で、来年予定されている選挙への出馬も表明。だが、近年は健康状態が不安視され、後継候補が注目されていた。


 【ヨハネスブルク小泉大士】アフリカ南部ジンバブエの首都ハラレで14日夜から15日未明にかけ、国軍兵士が国営放送局を占拠し、市内各所に装甲車が展開、複数の爆発音が聞かれた。AFP通信などが報じた。その後のテレビ放送で将官が声明を読み上げ「大統領周辺の犯罪者」を標的とした行動だと説明した。ムガベ大統領(93)が自身の後継問題で第1副大統領を解任したことに軍が反発、事実上のクーデターに踏み切ったとの観測が強まっている。

 現地報道によると、ハラレ北東部にあるムガベ氏の自宅周辺で銃撃戦が起きたとの情報もある。

 国軍は15日の放送で今回の行動は「政府に対する軍事的制圧ではない」と主張、「任務が完了すれば事態は平常化する」と述べた。「大統領は安全」という。

 在ジンバブエの米国や英国の大使館は15日、「政情不安」を理由に自国民に自宅待機を勧告した。

 ムガベ氏は6日、「不誠実な態度を取った」とムナンガグワ第1副大統領を解任。同氏に近い閣僚らの解任説も伝えられる。国軍のチウェンガ司令官は13日、軍幹部ら90人と記者会見し「粛清をやめなければ軍は介入せざるを得ない」と異例の声明を発表していた。


 【ヨハネスブルク小泉大士】国軍が事実上のクーデターを行ったとの観測が強まるアフリカ南部ジンバブエでは、世界最高齢の首脳ムガベ大統領(93)が長期独裁政権を敷く一方、近年は後継者争いが激化。ムガベ氏の妻グレース氏(52)を支持するグループと、第1副大統領の座を解任されたムナンガグワ氏(75)を推す勢力が対立し、与党内の分裂が鮮明となっていた。

 ジンバブエはここ数年、失業率が9割に達するなど破綻状態にある。1980年の独立以来一貫して国政を担うムガベ氏は、野党弾圧などで権力基盤を強化してきており、欧米などからは「独裁的だ」と批判されてきた。

 ムガベ氏は最近は歩行が困難で、会議中に居眠りすることもあった。シンガポールの病院で定期的に診断を受けるなど、体調不良が伝えられている。

 ムガベ氏自身は来年の大統領選出馬に意欲を見せていたが、水面下では「ポスト・ムガベ」を見据えた動きが活発化。中でもグレース氏は2014年に有力な後継候補だったムジュル元副大統領を追放するなど、与党内で勢力を拡大していた。

 グレース氏は隣国南アフリカで多額の不動産を購入したり、暴行騒ぎに関わったりしたと報じられていた。「夫の威光をかさに発言力を強め、将来の指導者の座を狙う」と見られたグレース氏に対し反発が強まっていた。

 ムガベ氏は6日、妻の要求に応じる形でムナンガグワ氏を突然解任。同氏を支持する軍内の勢力や解放闘争を戦った退役軍人らは、「一族が国家を私物化している」と批判し、緊張が高まっていた。


(CNN) アフリカ南部ジンバブエで15日、ジンバブエ軍の制服を着た男性1人が録画放送されていた番組を中断して国営テレビに登場し、軍が国を掌握したとの見方を否定した。男性はまた、ムガベ大統領(93)とグレース夫人は無事で安全は保障されていると明らかにした。

男性は、ジンバブエ軍が悪化している政治的、社会的、経済的な状況の回復に取り組んでいるとし、対処しなかった場合には暴力的な対立に陥る可能性もあると指摘した。人々に対しては平静を呼びかけるとともに、不必要な行動は控えるよう求めた。

ジンバブエでは、ムガベ大統領と主要な政治家との間で緊張感が高まっている。放送前には、首都ハラレで約100人の兵士が街中にいるのが目撃されていた。

ムガベ大統領は先ごろ、後継者の第1候補とみられていたムナンガグワ氏(75)を副大統領から解任していた。この突然の解任劇はムガベ大統領の妻のグレース夫人を後任に就かせるためのものとみられているが、こうした動きは支持者の中からも不満の声が上がっていた。

テレビに登場した男性は、ムガベ大統領とグレース夫人は無事で、安全も保障されていると述べた。

男性はまた、標的は、国に社会的、経済的な苦痛を与えている犯罪に関与している大統領周辺の「犯罪者」だと指摘。作戦が完了すれば、正常な状態に戻るとした。

ムナンガグワ氏は軍や治安関係者からの強い支持を得ている。

今回の放送の前には、ジンバブエ軍のチウェンガ司令官が記者会見で、ムナンガグワ氏らの排除が続けば介入するとの姿勢を示していた。司令官の発言については、与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU―PF)が「反逆的行為」だとして非難していた。

軍は自身の行動をクーデターと表現しないように注意を払っているが、事態を注視する人々からは、実際に展開しているのはクーデターのように見えるとの指摘の声が上がっている。

ツァンギライ元首相の側近だった人物は、クーデターを別の呼び方をしているだけだと言及。「軍はムガベ大統領が依然リーダーであるかのように見せかけてようとしている」ものの、明らかに軍がリーダーになっていると指摘した。


 【ヨハネスブルク=木村達矢】ロイター通信によると、アフリカ南部のジンバブエで15日、兵士らが首都ハラレの国営放送局を占拠した。

 軍部によるクーデターの可能性があり、緊張が高まっている。

 AFP通信は、首都ハラレのムガベ大統領の私邸付近で、15日未明、数分にわたり30~40発の銃声が聞こえたと伝えた。ハラレ中心部でも3回の爆発音が聞こえたという。

 ジンバブエでは次期大統領の座を巡って権力闘争が激化している。


【AFP=時事】クーデターの可能性が観測されているジンバブエの首都ハラレで15日、軍用車両が同国議会周辺の道路を封鎖した。

【写真】「大統領は10月に死亡」予言した牧師を拘束、ジンバブエ

 この道路封鎖前に、軍司令官らはクーデターの発生を否定している。また国営放送を通じて、ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領(93)周辺の「犯罪者」を標的とした行動だと主張した。

 AFP特派員は、議会付近で兵士らによって車がUターンさせられているのを目撃している。また、ムガベ氏率いる与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)の本部前にも複数の軍用車両が停車している。【翻訳編集】 AFPBB News


 【北京時事】中国外務省の耿爽・副報道局長は15日の記者会見で、クーデターとみられる動きを起こしているジンバブエのチウェンガ国軍司令官が先週訪中していたことについて、「通常の軍事交流だ」と述べた。

 同司令官が中国側に「クーデター計画」を伝えたかとの質問に対し答えた。

 チウェンガ司令官は、常万全国防相らと会談したが、副報道局長は「国防省が対応したため具体的な状況は把握していない」と述べるにとどまった。