神戸市は24日、市中央卸売市場本場(同市兵庫区)の西側跡地でイオンモール(千葉市)が2017年6月に開業を予定する大型商業施設の施設計画を発表した。建設コストの高騰などを理由に2度の開業延期を経て、ようやく店舗の規模や概要が固まった。

 計画では、敷地面積約3万7千平方メートルに店舗棟と駐車場棟の計2棟を建設。店舗棟は3階建てで延べ床面積約6万平方メートル、駐車場棟は約2万平方メートル。駐車台数は店舗棟屋上を含め約1300台分になる。

 店舗棟1階は地産地消をテーマに「食のゾーン」と銘打ち、卸売市場の生鮮食品の購入や食事ができる「地産マルシェ(市場)」を置く。また神戸のスイーツを販売する「神戸グルメゾーン」や、卸売市場との連携イベントを開く「食の交差点」を設ける。

 1~3階に出店する専門店、3階のフードコートなど約140区画を計画。地域活動で使用できるホールを設置し、災害時に避難ができるように関連設備も整えるという。

 イオンモールは、当初15年9月の開業を目指していたが、資材や人件費など建設コストが高騰。14年には1年間、15年には9カ月間と、2度にわたり開業を延期した。4階建てを3階建てにするなど施設規模も見直した。

 同社は「2度の延期で関係者や周辺住民には心配をおかけした。計画の変更などコスト対策を講じ、最新のスケジュール通り開業するべく準備を進めている」としている。(黒田耕司)