無期限活動休止中のサザンオールスターズに、「期間限定復活」の噂が飛び交っている。その内容は、今夏に一日限りの復活ライブを行う、というもの。一部報道では「NHKが同ライブの放映権を狙っている」という話が出ているが、実現は難しいとの見方も強い。音楽業界関係者はこう解説する。

「サザンのキーパーソンである桑田さんが、復活に前向きじゃないんです。というのも、サザンが活動休止にいたった一番の理由は、桑田さんが他のメンバーの演奏テクニックに不満を募らせたから。友達想いの桑田さんは長年我慢してきて、『もう義理は尽くしただろう』との思いもある。今は、ソロで思う存分やりたい気持ちのほうが強いのでは」

 実際、サザンのライブでは優秀なサポートメンバーが演奏の大部分を担っていたのはよく知られた事実。CDのレコーディングでも、桑田はサポートメンバーを重用し、原由子以外のバンドメンバーが参加するのは仕上げの際だけだったという。

 サザンと同様に、バンドメンバーの演奏テクニックに難があるといわれるのが、桜井和寿率いるミスターチルドレンだ。彼らの場合、「ドラムとベースがイマイチ」との指摘が多い。

「CDではキレイに補正されていますが、ライブでの演奏力の低さはトップバンドとしては異例です。桜井さん以外のメンバーは何かあきらめたように淡々と演奏していて、良いプレイヤーになろうという向上心も伝わってこない。ただ、桜井さんとバンドメンバーの絆は深いですから、これまでメンバーチェンジという話はなかったようですね。『あの程度のテクニックで大金がもらえるなら羨ましい』と陰口をたたくミュージシャンも少なくないですよ」(前出の関係者)

 そんなミスチルにも近年、活動休止説と桜井ソロ転身説がくすぶっている。仲の良い仲間からスタートしたという共通点を持つサザンとミスチル。同じ「悩み」を抱えたバンドであるだけに、後輩・ミスチルの今後が気になるところだ。 (文=石山博美)