[映画.com ニュース] 11月29~30日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表された。年末に向け、映画が盛り上がってきた。今週、初登場で首位に立ったのは「寄生獣」。オープニング2日間の成績は、動員が25万6161人、興収3億4033万7300円。418スクリーンでの数字だ。ここ数週間、首位作品が興収1億円台という状況が続いていたが、そんな興行全般の低迷を払拭するようなクリーンヒット。ちなみに、9月の「ルパン三世」と興収を比較すると、76.6%という出足。最終的に20億円ぐらい稼ぎそうな勢いだ。

2位にはブラッド・ピットの「フューリー」がランクイン。全国332スクリーンで公開され、動員15万5667人、興収2億0096万0300円と、こちらも2日間で2億円超えの見事な出足。先週公開された「インターステラー」の103.9%(興収で比較)は大健闘と言っていい。

その「インターステラー」は今週3位。これまでの動員数は39万5105人、興収が5億4665万3500円となっている。

4位「神さまの言うとおり」は、累計動員が59万9887人、興収7億8186万4100円。5位「デビクロ」は同じく31万7819人、興収4億1364万3040人。6位「紙の月」は52万0066人、興収6億4155万9500円といったところ。

なお、圏外ながら「くるみ割り人形 」が好スタートを切っている。全国89スクリーンで、2日間の動員が1万8192人、興収で2249万7000人という高い稼働率で12位につけている。



 1日に興行通信社が発表した土日2日間(11月29日~30日)の全国映画動員ランキングでは、実写化不可能といわれてきた岩明均の大ヒットコミックを山崎貴監督が映画化した『寄生獣』が初登場1位を獲得。全国418スクリーンで公開され、動員25万6,161人、興行収入3億4,033万7,300円を記録した。

 観客の男女比は63対37と男性が多めで、年齢別では20代が25%、10代が23.7%と若者層が半数近くを占めた本作。鑑賞動機(複数回答)は「原作マンガが好き」と答えた人が59.7%と半数以上で、原作ファンから圧倒的な支持を集めているもよう。さらに「キャストが好き」が33%、「ミギーに惹(ひ)かれた」が30.3%、「テレビアニメが好き」が28.5%、「見逃せない衝撃作だと思った」が23.4%と続く。

 ブラッド・ピットが主演・製作総指揮を務めた『フューリー』は2位にランクイン。全国332スクリーンで公開され、15万5,667人を動員した。第2次世界大戦末期、戦車を駆使して敵軍に立ち向かうアメリカ兵を描いた戦争大作で、客層は40~50代以上の男性が中心。土曜の昼以降は若年層も増え、興収は2億96万300円を記録した。12月1日(月)の映画の日には、メイン館となるTOHOシネマズ日劇における初回動員が159名を記録し、金曜対比125%と好調。今後、平日に関しても落ちが少ない興行が期待され、配給元では、興収15億円突破を見込んでいる。


 先週の1位から3位にランクダウンした『インターステラー』は累計動員39万5,105人、累計興収5億4,665万3,500円を記録。きゃりーぱみゅぱみゅの美術演出などを担当している増田セバスチャンの初監督作『くるみ割り人形』は全国88館で公開され、惜しくもトップ10入りを逃したが、12位に初登場している。

 今週末は『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』のほか、『メビウス』『超能力研究部の3人』などが公開予定。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)

【2014年11月29日~11月30日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(初)『寄生獣』:1週目
2(初)『フューリー』:1週目
3(1)『インターステラー』:2週目
4(3)『神さまの言うとおり』:3週目
5(2)『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』:2週目
6(4)『紙の月』:3週目
7(6)『劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~』:2週目
8(8)『クローバー』:5週目
9(7)『美女と野獣』:5週目
10(5)『西遊記~はじまりのはじまり~』:2週目



1位 寄生獣
2位 フューリー
3位 インターステラー
4位 神さまの言うとおり
5位 MIRACLE デビクロくんの恋と魔法
6位 紙の月
7位 劇場版「進撃の巨人」前編−紅蓮の弓矢−
8位 クローバー
9位 美女と野獣
10位 西遊記−はじまりのはじまり−


岩明均による世界的ヒット漫画を実写映画化した2部作の前編『寄生獣』(東宝)が初登場1位を獲得。全国418スクリーンで公開され、土日2日間で動員25万6161人、興収3億4033万7300円をあげた。人間を捕食する寄生生物が出現した地球で、高校生・泉新一と彼の右手に寄生した"ミギー"の奇妙な友情、そして他の寄生生物たちとの壮絶な戦いを描く。監督・脚本・VFXを務めるのは「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの山崎貴。主人公・泉新一を染谷将太、ミギーの声を阿部サダヲが演じる他、深津絵里、橋本愛、東出昌大、余貴美子、浅野忠信らが共演している。

2位にランクインした『フューリー』(KADOKAWA)は全国332スクリーンで公開され、土日2日間で動員15万5667人、興収2億96万300円をあげた。ブラッド・ピットが主演・製作総指揮を務める本作は、第二次世界大戦末期のヨーロッパ前線を舞台に、"フューリー"と名付けられた1台の戦車で、300人ものドイツ軍に立ち向かった5人の米軍兵士の勇気と絆を映し出す。フューリーの指揮官ウォーダディーに扮するブラッド・ピット他、シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサルが個性的な乗組員を演じている。

惜しくもトップ10入りを逃したものの、全国164スクリーンで公開された『くるみ割り人形』(アスミック・エース)が12位に登場。世界中で愛される名作童話を、本作で監督デビューを飾る増田セバスチャンが手掛けるミュージカル・ファンタジー・アニメーション。ヒロイン・クララの声を有村架純が務める他、松坂桃李、広末涼子、市村正親、藤井隆、大野拓朗、安蘭けい、吉田鋼太郎、板野友美、由紀さおりら豪華なヴォイスキャストが集結した。