6日夕方、山形県酒田市の浜中あさり海水浴場近くで地元の中学2年生、早坂連さん(14)が沖に流され行方不明になっています。海上保安庁の巡視船やヘリコプターが出ているほか、潜水による捜索も行われていますが、発見には至っていません。

 早坂さんは友人4人と遊泳禁止の場所で泳いでいて、ライフセーバーが注意しようとした矢先に行方が分からなくなったということです。

 6日は風が強く波も2メートル程あり、遊泳区域でも遊泳禁止となっていました。(07日11:37)


 6日午後1時55分ごろ、新潟県上越市長浜の海水浴場で、長野市川中島町四ツ屋、無職、轟竜彦さん(66)が波打ち際付近の海に浮いているのを近くにいた人が見つけた。間もなく死亡が確認された。県警上越署によると、家族5人で海水浴に来て、同1時ごろから1人で泳いでいたという。

 一方、山形県酒田市の浜中あさり海水浴場で同日午後4時55分ごろ、同市浜中村北、市立中2年、早坂連さん(14)が遊泳中に行方が分からなくなり、酒田海上保安部などが捜している。この日は強風のため遊泳禁止になっていた。

 富山県朝日町宮崎の宮崎海岸でも同日午後2時20分ごろ、長野県塩尻市の小学5年男児(11)が溺れ、意識不明の重体。男児は泳げないため波打ち際で遊んでいたらしい。付近は急に水深が深くなるところがあるという。【山本愛、山中宏之】


 6日午後4時55分ごろ、酒田市浜中の浜中あさり海水浴場近くで、遊泳中の少年が海に流されたと118番通報があった。少年は近くの酒田四中2年早坂連君(14)。酒田海上保安部の巡視船「つるぎ」が海上から、酒田署員や酒田地区広域行政組合消防署員が地上から捜索したが見つからず、同日午後8時に中断した。7日午前4時半から再開する。

 酒田海保と酒田署などによると、早坂君は同日午後4時10分ごろから、同じ中学の友人らと計5人で泳いでいた。友人が気付いた時には、早坂君は沖に流されていたという。1人が「友人が見えなくなった」とライフセーバーに伝えた。

 現場は海水浴場の約100メートル南側の遊泳禁止区域。この日は海水浴場も、高波や強風で遊泳禁止だった。当時、波の高さは2メートル、南西の風8メートル。

 現場近くでは先月28日、仙台市内の男性が強い引き波で沖に流され、直後に救助されている。

「離岸流」起きやすく、現場は遊泳禁止区域

 普段は家族連れなどでにぎわう酒田市の浜中あさり海水浴場に、通報を受けた消防車やパトカーが次々と到着し、緊迫した雰囲気に包まれた。激しい雨が降るなど天候が目まぐるしく変わり、波が大きくうねる海上では、酒田海上保安部や県警の船舶、水上バイクなどが必死の捜索活動に当たった。日没後も船舶がライトを照らし、捜索を継続。海岸では、行方不明となった早坂連君の安否を気遣う住民らが捜索を見守った。

 現場は、砂浜から沖合に消波ブロックが突き出ているエリア。沖合に向かう波の流れが速い「離岸流」が起きやすい場所で、現場には地元住民が遊泳禁止の看板を設置していた。事故を目撃した人は「(早坂君は)息苦しそうに顔だけ(水面から)出していた。あっという間に沖に流されていた」と話し、言葉を詰まらせた。

 今月5日までこの海水浴場でライフセーバーをしていた男性は、事故が起きたエリアがライフセーバーの監視場所から死角になるとし「無事であってほしい」と祈った。


【行方不明】
・早坂連(14)【中学2年】


 酒田市浜中の浜中あさり海水浴場付近で6日、遊泳中に行方不明となった近くの酒田四中2年早坂連君(14)は8日午前5時20分ごろ、遺体で発見された。

 酒田海上保安部によると、捜索していた地元住民が同海水浴場約100メートル北の砂浜から沖合約10メートルに浮いているのを発見し、家族が身元を確認した。死因などを調べている。

 早坂君は6日午後4時40分ごろ、友人らと計5人で泳いでいた際、沖に流された。