福岡県飯塚市で1992年、小学1年の女児2人が殺害された「飯塚事件」で死刑が確定し、2008年に執行された久間三千年元死刑囚=執行時(70)=の再審請求審で、福岡地裁(平塚浩司裁判長)は31日、請求を棄却した。

 久間元死刑囚は、DNA型鑑定や目撃証言などから死刑が確定した。しかし、一貫して無罪を主張しており、執行後の09年、妻が「鑑定に誤りがある」などと再審請求。死刑が執行された事件で再審開始を認める決定が出れば、初めてとなることから、地裁の判断が注目されていた。

 確定判決では、女児の体や現場付近の血液のDNA型が、元死刑囚のものと一致したとして、重要証拠の一つとされた。しかし、再審請求審では、鑑定で犯人の血液などが使い切られ、弁護団は再鑑定できなかった。 



 1992年に福岡県飯塚市で女児2人が殺害された飯塚事件で、死刑が執行された久間三千年(くまみちとし)元死刑囚(執行時70歳)の遺族が裁判のやり直しを求めた再審請求に対し、福岡地裁(平塚浩司裁判長)は31日、請求を棄却した。

 弁護側は福岡高裁に即時抗告する方針。

 事件は1992年2月、福岡県飯塚市の小学1年の女児2人(いずれも当時7歳)が登校中に行方不明となり、絞殺遺体が山中で見つかった。県警は94年9月、久間元死刑囚を逮捕。元死刑囚は一貫して無罪を主張したが、1、2審とも女児の遺体などに残っていた血痕のDNA鑑定結果など状況証拠を総合評価して死刑とし、2006年に最高裁で確定。08年10月に執行された。

 09年10月、元死刑囚の妻が「再審無罪となった足利事件と同じ鑑定法で信用性がない」などとして、福岡地裁に再審を請求していた。
2014-03-31-10-38-23


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