【サンパウロ時事】戦闘機を積んだ北朝鮮の船がパナマ運河で臨検・拿捕(だほ)された問題で、パナマ検察当局は30日、拘束中の船員35人のうち、32人の釈放を指示したと発表した。身柄はすでに入管当局に引き渡しており、出国手続きが進められているという。

 パナマ外務省は船員らの拘束をめぐり、北朝鮮側に罰金67万ドル(約6900万円)の支払いを求めていたが、実際に支払われたかは不明。

 船長ら3人は無許可の武器を積んで運河を通過しようとした罪で訴追される見通しで、釈放は認められていない。有罪になれば、最高で禁錮12年が言い渡される可能性がある。

 検察当局が釈放を指示したのは28日で、「船員らは積み荷の中身を知らなかった」と説明している。

 パナマ当局は2013年7月、キューバからパナマ運河を経て北朝鮮に向かっていたチョンチョンガン号を拿捕(だほ)し、船長ら35人を拘束した。大量の砂糖に隠されるようにして、船内からミグ21戦闘機や地対空ミサイルシステムの部品が見つかった。 




 【ニューヨーク=黒沢潤】北朝鮮の貨物船「清川江号」が大量の武器を積んだまま無申告でパナマ運河を通過しようとして拿捕(だほ)された事件で、パナマの司法当局は30日までに、船員35人のうち32人を釈放した。出国手続きを経て、近く帰国する見通し。

 船長ら3人は武器密輸罪で有罪になる可能性が高い。司法当局は32人が積み荷の中身を知らなかったと判断し、28日に釈放を指示したという。

 AP通信によれば、清川江号からは、拿捕された場合の対処法に関する文書も見つかった。内容は明らかではないが、船長は拿捕直後、自殺を図っている。

 英BBC放送によれば、船長や船会社はすでに、船返還に向けて罰金67万ドル(約6900万円)を支払うことで合意した。

 清川江号は昨年7月、キューバから出港した後に拿捕され、積み荷の砂糖の下からミグ21戦闘機2機、戦闘機用エンジン、対空ミサイル装置などの武器が発見された。

 キューバ政府は、老朽化した武器を修理するため搬送したなどと釈明した。しかし、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会専門家パネルは安保理決議違反との報告書をまとめている。





(CNN) キューバから無申告の戦闘機やミサイル部品を積載した北朝鮮船が昨年7月にパナマ運河で拿捕(だほ)されていた問題で、パナマ当局は30日、拘束していた船員35人のうち32人を釈放したことを明らかにした。

検察によれば、釈放された32人はキューバまたは第3国への国外退去になるという。船長と残る2人の船員は今後も勾留され、武器密輸の罪で訴追される予定だ。

キューバ政府は戦闘機部品などについて旧式の兵器類であり、修理のため北朝鮮へ送ったと説明していた。核兵器開発疑惑が指摘される北朝鮮に対しては国連が大半の兵器類の輸出入を禁じる制裁を科している。

パナマ政府は当初、パナマ運河の安全保障を損ねたとして100万米ドル(約1億400万円)の罰金支払いを北朝鮮側に要求。その後66万6666ドルに減額され、北朝鮮が支払いに合意したという。




 【ハバナ=浜砂雅一】スペイン通信などによると、ミサイル部品などを運んでいた北朝鮮籍の貨物船が昨年7月にパナマで拿捕された問題で、同国の検察当局は1月30日、拘束していた乗組員35人のうち32人を釈放したと発表した。

 船長ら残りの3人については、武器密輸などの罪で起訴する方針。有罪になれば、最長で禁錮12年の刑が科される可能性がある。

 一方、貨物船の返還を巡り、パナマ外務省は1月中旬、北朝鮮が罰金約67万ドル(約6900万円)の支払いを承諾したと発表したが、まだ支払われていないという。