押尾学容疑者の再逮捕がメディアをにぎわすなど、今年の日本の芸能界は「薬物」に関する問題が取りざたされた1年でしたが、ハリウッドでは昔からセレブの薬物絡みの事件が多いことで知られています。そんなハリウッドの薬物スキャンダルを一挙まとめて振り返ってみました。

★ブリトニー・スピアーズ
 突然髪の毛を自らバリカンで剃るなど、様々な奇行でメディアの注目を集めたブリトニーは、元夫のケビン・フェダーラインとの親権を争う裁判で、元ボディーガードから自宅で薬物を使用し、裸で過ごしていると暴露されました。そして07年には薬物依存の治療のために3カ月にわたってリハビリ施設に入所。

★リンジー・ローハン
 07年にハリウッドのクラブのトイレでコカインを鼻から吸引する様子を撮影した画像がネットに流出し、薬物使用疑惑が発覚。その後も飲酒運転による自損事故を起こした際には、車内から薬物が見つかり、その2カ月後にも泥酔状態で元マネジャーの女性の母親の車を追跡して再び逮捕された際にはズボンのポケットからコカインが発見されました。2度の逮捕の後は、リハビリ施設で薬物依存症の治療を受けています。

★ニコール・リッチー
 ライオネル・リッチーの養女であるニコールは、10代の頃から大麻や薬物を使っていたと告白。03年にヘロイン所持で逮捕され、07年には飲酒と薬物を使用した状態で高速道路を逆走して再び逮捕されています。ちなみに、元婚約者のDJアダム・ゴールドスタインは今年9月に薬物の大量摂取で自宅で死亡しているのが発見されました。

★ミーシャ・バートン
 人気ドラマ「The O.C」で知られるバートンも度々、大麻を使用する姿がキャッチされています。そして07年に飲酒運転で事故を起こして逮捕された際には、薬物所持も明らかに。今夏にはアルコールと薬物依存から、自傷・自殺願望があるとして、ビバリーヒルズの精神病棟に警察によって強制入院させられました。

★ウィノナ・ライダー
 01年にビバリーヒルズの高級百貨店で洋服やバッグなど約5000ドル相当を万引きしようとして逮捕された際に、処方箋のない鎮痛剤などの薬物を所持していたことが発覚。薬物中毒と噂されました。ハリウッドでは、麻薬や大麻以外にも、マイケル・ジャクソンの死去で話題となった鎮痛剤を常用するセレブが多いことで知られています。処方箋を必要とする強力な鎮痛剤の中には麻薬同様の効果が得られるものもあり、鎮痛剤の中毒も大勢いるといわれています。

★ドリュー・バリモア
 「E.T.」(82年)で世界的なアイドルとなったバリモアは、わずか13歳でアルコールと薬物中毒であることを告白して話題に。10歳で大麻、12歳でコカインを使用したと衝撃の告白をしたバリモアは、「ハリウッドのバッドガール」の異名を取った時期もあったが、現在は見事に女優として立ち直っています。

★ジュディ・ガーランド
 バリモア同様に子役から人気スターとなったガーランドも、幼い頃から薬物に手を染めてしまった1人です。「オズの魔法使い」(39年)のドロシー役で人気となったガーランドは、売れっ子女優となり、睡眠薬を常用するように。そして「アニーよ銃をとれ」(49年)で精神異常を引き起こして降板させられましたが、その原因は薬物中毒だったといわれています。

★マコーレ・カルキン
 「ホーム・アローン」(90年)で一躍人気者となったカルキンも、04年に薬物所持で逮捕されています。ハリウッドでは子役からスターになった多くの俳優が、幼い頃に薬物に手を染めるケースが非常に多いことで知られています。

★リバー・フェニックス
 「スタンド・バイ・ミー」(86年)などに出演し、カリスマ俳優として人気だったフェニックスは、93年にコカインとヘロインの過剰摂取が原因でハリウッドのクラブで死亡。23歳という若さだっただけに、衝撃的な出来事してハリウッド史に残っています。

★ヒース・レジャー
 フェニックス同様にハリウッドに大きな衝撃をもらたせたレジャーの急死の原因は、薬物の過剰摂取による急性中毒でした。こちらは違法薬物ではなかったものの、鎮痛薬、抗不安薬、精神安定薬、睡眠改善薬などを大量に服用したものだと発表されています。

★ブラッド・レンフロ
 レジャーの急死がメディアを騒がせていた同じ時期に、「依頼人」などで知られるレンフロが急性ヘロイン・モルヒネ中毒で死亡しました。子役出身のレフロンは98年にコカインと大麻所持で逮捕されるなど、10年近くに渡って薬物中毒に苦しんでいたといわれています。25歳の若さでの急死でした。

★ニック・ノルティ 
 薬物使用した状態で運転して02年に逮捕されているノルティは、薬物依存症のためにリハビリ施設に入院して治療を受けています。その息子で俳優のブローリーも今年10月、サンタモニカで飲酒と薬物使用の状態で運転して逮捕され、薬物所持が発覚。

★ロバート・ダウニー・Jr
 映画監督だった父の影響で子供の頃から麻薬を使用していたというダウニー・Jr。96年に麻薬所持で逮捕されたことを皮切りに数年にわたって逮捕と治療を繰り返すなど、重度の麻薬中毒として知られていました。近年は「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされるなど、俳優として高い評価を受けるなど、どん底から見事に復活して話題になりました。

 大統領が大麻を使用していた過去を認めるなど、日本に比べると薬物に関する認識が違うアメリカ。ハリウッドでも薬物やアルコールの依存症を克服するためのリハビリ施設で治療を受けて、薬物中毒から見事に立ち直り、復活しているスターもいる一方で、薬物が原因で命を落としているスターも大勢います。芸能界の薬物汚染問題は、日米問わず社会的な影響が大きなだけに、大きな問題であることだけは間違いありません。