【ロサンゼルス時事】米プロバスケットボール協会(NBA)のセルティックスとウィザーズに今季所属し、現在フリーエージェントのジェーソン・コリンズ選手(34)が29日、スポーツ・イラストレーテッド誌(電子版)上で同性愛者であることを公表した。米主要プロチームスポーツの現役選手の告白は初めてで、大きな反響を呼んでいる。また、同性愛者の権利拡大や社会参加をめぐる議論に一石を投じそうだ。

 コリンズは2001年にデビューし、プレーオフに9度出場しているベテラン。同誌によると、コリンズは自分に正直でありたいとして数年来公表すべきか悩んでいたが、スタンフォード大の寮友である政治家のゲイパレード参加や、ボストンでのテロ事件を機に、「先が見通せないのに、ためらっている暇はない」と決心。「わたしは34歳のNBAのセンターで、黒人であり、ゲイだ」と告白し、「(同性愛問題に関する)対話のきっかけになれることを幸せに思う」と語った。

 NBAのスターン・コミッショナーは「この非常に重要な問題でリーダーシップを担ってくれたことを誇りに思う」との声明を発表。娘のチェルシーさんがコリンズと大学で級友だったというクリントン元大統領も「彼のことは昔から知っているが、プロスポーツ界にとっても、同性愛社会の歴史にとっても非常に重要な瞬間だ」と勇気をたたえた。 




[ニューヨーク 1日 ロイター] 米プロバスケットボール協会(NBA)で、センターのジェーソン・コリンズが先月29日、米4大プロスポーツの選手としては初めて、同性愛者であることを公表した。発表は多くの支持を集めているが、歓迎しない声も一部で聞かれる。

コリンズはオバマ大統領から個人的に祝福の電話を受けて激励されるなど、各方面から支持を集めている。

一方で、米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)から昨年引退し、スーパーボウルMVP受賞経験のあるハインズ・ウォードは、NFLはまだ同性愛者を受け入れる準備ができていないとコメント。「ロッカールームには人が多すぎるし、ふざけ合いが度を過ぎることもある」と指摘した。

また、スポーツ専門局ESPNでは、同性愛の行為を不貞な行為と並べて神への冒涜とする考えや、コリンズがスター選手でなく、ピークを過ぎているから公表ができたとの批評も聞かれた。コリンズは34歳で、現在はフリーエージェント(FA)。

本人は30日、テレビで「今、生きてきて最も幸せだ。大きな重荷が取り除かれた」と語った。



 先日、NBAでボストン・セルティックスのジェイソン・コリンズが同性愛者であることを告白。多くのNBA選手たちが彼の決断を尊重し、支持すると語っている。また、多くのNFL選手たちもコリンズをサポートする考えを表明している。

 ただ、かつてピッツバーグ・スティーラーズで活躍した名ワイドレシーバー(WR)ハインズ・ウォード氏は、現在のNFLでは、まだ同性愛者が受け入れられるのは難しいと考えている。

 『ProFootballTalk.com』によると、ウォード氏は『NBC Sports Radio Show』に出演し、「フットボールが同性愛者の受け入れ準備が出来ているとは思わない。みんな知っているように、チームには本当に多くの選手たちがいる。ただ、いずれ誰かが公表し、その選手が快適に過ごせることを望んでいる。私は同性愛のフットボール選手、同性愛者に対して何も嫌な感情はない。もし、そういう選手がいたらサポートする。私は人々がそれぞれ自分自身を表現し、何も隠すことがない人生を送れるようになってもらいたい」とコメントしている。




 「わたしは米国の主要なチームスポーツでプレーする選手の中で初めて同性愛を公言する人間になるつもりはなかった。しかし、わたしがそうである以上、喜んで話を始めたいと思う」

 こうして、米プロスポーツ界に同性愛を初めて公言する男性選手が誕生した。米スポーツ誌スポーツ・イラストレーテッドの最新号にカバーストーリーとして掲載された熱のこもった長文の書簡で、米プロバスケットボール協会(NBA)のセンタープレーヤー、ジェーソン・コリンズ選手(34)が自らの性的指向を公表した。

 過去数カ月間、スポーツ選手がカミングアウトするかもしれないという話をたくさん耳にしてきただけに、これを大ごとではないと切り捨てることは容易だ。うわさは盛りだくさんで、プロアメリカンフットボールリーグ(NFL)の最大4人の選手が同じ日にカミングアウトするかもしれない、とボルティモア・レイブンズのブレンダン・アヤンバデジョ選手が言ったと報じられたほどだった。

 既に同じような発表の準備を進めている選手は少なくない。一部の大手スポンサーは同性愛のアスリートを積極的に支持する姿勢をみせているようだ。プロアイスホッケーリーグ(NHL)はスポーツ界のホモフォビア(同性愛嫌悪)撲滅運動組織「You Can Play Project」と連携し、スポーツ界で平等を推進し、ホモフォビアと闘うことを目指す包括的なプランを発表していた。

 それでは、コリンズ選手の発表は大ごとではないというのは正しいか? 間違いだ。これは歴史に残る出来事だ。プロスポーツは米国の文化の源流だ。スーパーボウルは毎年、最も多く視聴されるテレビ番組であり、スポーツへの愛ほど地域、人種、宗教、それに性別の垣根を越えられるものは存在しない。プロのアスリートはわれわれのグラディエーター(剣闘士)であり、伝説を作る存在であり、現代のヒーローでもある。何百万人もの人々から崇拝され、企業から支援を受け、ロールモデル(模範的人物)として尊敬されている。コリンズ選手の発表で、スポーツ界は同性愛の男女が米国のストーリーの一部ではないふりをすることがもはやできなくなった。

 コリンズ選手という人物について説明しよう。

 2001年にドラフト1巡目で指名された。プロになってからは6つのチームで活躍し、12年で9回プレイオフに出場しており、NBAファイナル(優勝決定戦)でも2回先発している。

 身長7フィート(約2メートル13センチ)、体重255ポンド(約116キロ)の大型選手だ。アグレッシブになることを恐れないこの巨人は、NBAのスターにはほど遠いが、コートではシャキール・オニールのような選手と互角に戦った。

 結束の固い家族の出で、同じくNBAで活躍する双子の弟ジャロン・コリンズ選手に常に気を配っている。両親は教会の日曜学校で教えており、彼にキリスト教の価値観を植え付けた。

 コリンズ選手はNBAのレギュラーシーズンが終わるまでカミングアウトを控えた。個人的なストーリーがディストラクション(気を散らす出来事)になって欲しくないと思ったからだ。また彼はセルティックスからウィザーズに移籍した際、背番号の98を維持した。これは同性愛者マシュー・シェパードさんが虐殺された1998年を暗示する数字だ。

 わたしがこういうことを言うのは、コリンズ選手がカミングアウトしたのは世間の注目を集める宣伝のためだと言い張る人々がこれからたくさん出てくると思うからだ。彼のキャリアは事実上終わったという主張、そして彼の公言は勇気ある行動ではなく、スポットライトを再び浴びるための行動だ、などという主張だ。わたしがこれを執筆する間にも、掲示板には既に憎しみに満ちたコメント、ばかばかしい冗談、彼の手紙の一部のもじりなどがあふれている。

 実に多くのアスリートがクロゼット(押し入れ)にこもったままでいる(つまり、隠れ同性愛者でいる)のは驚きなのだろうか? 報道合戦、痛烈な批判、そして恐らく一部のファンの拒絶反応――。そうしたことが彼らを待ち構えていると知って、自らの性的指向を公表せずにいることは驚きではないはずだ。ただプレーをし、必要のないディストラクションに巻き込まれたくないと思っているチームメートから誰が怒りを買おうとしたがるだろうか。

 ボーイスカウト団はつい先週、同性愛の若者の入会禁止を撤廃する方針を発表した。だが、同性愛の指導者は引き続き禁止されたままだという。平等への戦いは続くことになる。

 コリンズ選手の功績と評判はおのずと明らかだ。彼が同性愛を公言したからといって、このような彼の功績も評判も変わらない。昨日と今日で変わったのは、コリンズ選手はありのままの自分でいられるようになったということ、ただその1点だ。また、彼の行動を受け、これまで自らの性的指向を明らかにしてこなかった他のアスリートも後に続く公算が大きい。

 疑問は残っている。コリンズ選手は現在フリーエージェント(自由契約選手)であるため、彼と契約するチームが出てくるのかという疑問だ。彼は若くはないかもしれないが、典型的なチームプレーヤーで、仕事をこなす選手だ。わたしには良い予感がする。NBAは受け入れる準備ができているように見える。多くの選手は同性愛のチームメートを支持する構えであるように見えるだけでなく、準備のできていない心の狭い選手に対し、支持を要請しているように見える。例えばレイカーズのスーパースター、コービー・ブライアント選手はきょうツイッターで、コリンズ選手の同性愛告白の決断を支持するメッセージを投稿した。コリンズ選手は同性愛告白という形の「シュート」をあえてした。それは大きなシュートなのだ。

 (筆者のエリック・サッソーンはウォール・ストリート・ジャーナルのブログ「SPEAKEASY」のオルタナティブカルチャー担当コラムニスト)




【AFP=時事】米プロバスケットボール協会(NBA)のジェイソン・コリンズ(Jason Collins)選手が、29日発売の「スポーツ・イラストレイテッド(Sports Illustrated)」誌の特集記事で、同性愛者であることを告白した。

サッカー元米国代表選手もゲイを告白

 米4大メジャースポーツ(NBA、米大リーグ(MLB)、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、北米アイスホッケーリーグ(NHL))の現役選手がカミングアウトするのは、これが初めて。

 センターのコリンズは、NBAで6チームを渡り歩き、通算12シーズンを経験。今季はボストン・セルティックス(Boston Celtics)とワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)でプレーした。また、ニュージャージー・ネッツ(New Jersey Nets、現ブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets))でプレーしていた2001-02シーズンと02-03シーズンにはファイナルまで進んだ。現在はフリーエージェント(FA)となっている。

 特集記事は「俺は34歳のNBAのセンターだ。俺は黒人でゲイだ」という文章から始まる。

「米メジャースポーツで初めてゲイだと公表するアスリートになろうと思っていたわけではない。でも俺がゲイなのは事実だから。そのことを話せてうれしいよ」

「教室で手をあげて『俺はみんなと違うんだ』って言う子にはなりたくなかった。もし先に誰かがやってくれていたら、道を開いてくれていたら、と思う。でも誰もいなかった。だから俺が手をあげるんだ」

 この重大な告白を受けて、どのチームがコリンズと契約するのか、あるいは契約するチームが現れるのか、また新たなチームメイトの彼に対する接し方にも注目が集まる。

 一方、コリンズの勇気ある行動に、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領、ビル・クリントン(Bill Clinton)米元大統領やNBAのデビッド・スターン(David Stern)コミッショナーは支持を表明。クリントン元大統領の娘チェルシー(Chelsea Clinton)さんは、スタンフォード(Stanford)大学でコリンズと学友だった。

 オバマ大統領の側近は、「大統領はジェイソン・コリンズに電話をかけて支持を表明し、彼の勇気に感銘を受けたと伝えた」と明かしている。【翻訳編集】 AFPBB News




 米プロバスケットボール、NBAのジェーソン・コリンズ(34)が、29日付のスポーツイラストレーテッド誌(電子版)で「私はゲイ」と同性愛者であることを告白。米大リーグ関係者はこの発言に対して様々な反応をみせた。米紙USAトゥデイ(電子版)が同日報じている。

 メッツの人気選手デビッド・ライトは「選手として能力があれば肌の色や性的指向は関係ない。歓迎だよ」と発言。マーリンズのケビン・スローイーは「僕らが関心あるのは『一人の人間として、一人のチームメートとしてどういう人なのか』ということ。良き同僚として、友人として同じチームで戦いたいか、そこが重要なんだ」と語ったが、多くの同僚はコメントを拒否。フアン・ピエールは取材に応じたが、コリンズについての質問はNGが出たという。

 レッズのダスティ・ベイカー監督は「彼自身の問題だ。(告白することで)気が楽になるのならそれでいいのではないか」。カージナルスのジョン・モゼリアクGMは「彼の勇気をたたえよう。みんなが『いつ、誰が』という話をしてきた。誰かが立ち上がって告白したことは驚きではない。ゲイのスポーツ選手がいても不思議ではない」などと様々な意見が出た。


[ニューヨーク 29日 ロイター] 米プロバスケットボール協会(NBA)の現役選手で、現在はフリーエージェント(FA)のジェーソン・コリンズが29日、同性愛者であることを公表した。米四大プロスポーツの選手が同性愛者であることを公に認めたのはこれが初めて。

NBAで12季プレーしているベテランのコリンズは米誌スポーツイラストレーテッドの特集記事の中で、「自分は34歳のNBAのセンター。黒人でゲイだ」と告白。この数年告白すべきか迷っていたが、先日ボストン・マラソンでの爆発事件にショックを受けたことをきっかけに、カミングアウトするなら今だと確信したという。

ホワイトハウスのカーニー報道官はNBAの大ファンを自認するオバマ大統領のコメントを紹介。「米国内における数々の進歩の一例。コリンズの勇気をたたえ、応援するとともに、ファンとチームにはコリンズのこれからを支えてもらいたい」と述べた。

NBAのデービッド・スターン・コミッショナーは、コリンズの勇気ある姿勢を称賛。「ジェーソンはキャリアを通じて広く敬意を集めている選手であり、このような重要な問題に対してリーダー的役割を担ったことを誇りに思う」と述べた。

また、NBAの現役選手たちも次々に称賛。レーカーズのコービー・ブライアントはツイッターに「コリンズを誇りに思う。無知な他人のせいで自分らしさを抑圧されることはない」と投稿。同じレーカーズのスティーブ・ナッシュも「そういう時代が来た。最大の敬意を払いたい」とツイートした。


 マイアミ・ドルフィンズのワイドレシーバー(WR)マイク・ウォレスが、NBAボストン・セルティックスのジェイソン・コリンズが同性愛を告白したことに対する発言で大きな批判を浴びて謝罪している。

 コリンズの告白については、多くのNFL選手たちも勇気ある行動と称賛していた。しかし、ウォレスは、ツィッターで「誰かを強く批判するつもりはないが、ただ理解できない。この世界には美しい女性がたくさんいるのに、他の男性と関係を持ちたい男性には頭を横に振ってしまう」と投稿。

 ただ、このメッセージはすぐに削除され、続けてウォレスは「この件について正しいとか、悪いとか言ったことはない。ただ理解できないと言っただけなんだ。自分の発言で気分を害した人たちには本当に申し訳ない」と釈明している。

 また、マイアミ・ドルフィンズは、このウォレスの投稿に関して「マイク・ウォレスは、自身のコメントについて謝罪している。そしてマイクのコメントは、マイアミ・ドルフィンズの見解を反映しているものではない」と声明を発表している。

<ドルフィンズ>


 現地29日、NBAボストン・セルティックスに在籍するジェイソン・コリンズが、同性愛者であることを雑誌『スポーツ・イラストレイテッド』の電子版で告白。全米中で大きな話題となっており、NFL選手たちもツイッターで様々な反応を見せている。

 同性愛者を支持する態度を見せてきたボルティモア・レイブンズのラインバッカー(LB)ブレンドン・アイオンバーデイジョは、「ジェイソン・コリンズが自分のやり方、タイミングで扉を開けたことは、アメリカで同性愛者がより受け入れられる助けとなる。彼に続いて公表する人が現れるかもしれない」と投稿。

 また、同様に同性愛者のアスリートを支持しているミネソタ・バイキングスのパンター(P)クリス・クルウェも「コリンズを称賛したい。彼は性的関心が、運動能力と全く関係ないことの生きた証だ」と反応している。

 他にも元ニューヨーク・ジャイアンツの名パスラッシャーであったマイケル・ストレイハン氏は、「ジェイソン・コリンズが勇気を持って立ち上がり、同性愛者であることを明らかにしたことを誇りに思う。彼の行動をサポートするし、敬意を表する」と投稿。カンザスシティ・チーフスのタイトエンド(TE)ケビン・ボスも「同性愛者について無知と嫌悪が渦巻く世界の中で、立ち上がって告白することを選択したコリンズを本当に尊敬する」と語るなど、コリンズの決断を支持する投稿を多くの選手、元選手が行っている。
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