23日午後5時25分ごろ、大阪市此花区伝法の淀川に架かる伝法大橋で、女性が川に転落。通りかかった男性が助けようと川に入ったが、姿が見えなくなった。別の通行人からの119番通報で駆け付けた大阪市消防局の救助隊が2人を引き揚げたが、搬送先の病院で死亡が確認された。いずれも水死とみられる。

 大阪府警此花署と同市消防局によると、男性は同区春日出中1の大阪市環境局職員、橋本健治さん(51)。現場近くに橋本さんの自転車があった。女性は60代くらいで所持品から同区在住とみられ、同署が身元の確認を急いでいる。2人とも目立った外傷はなかった。

 目撃者によると、女性が橋の欄干(高さ約1メートル)を乗り越え、約5メートル下の水面に転落。それに気付いた橋本さんが靴と靴下を脱ぎ、「僕が助けに行きます」と言い残し、橋から岸辺に下りて川に入ったらしい。女性は橋から手を伸ばし、何かを取るような仕草をしているようにも見えたという。

 女性は約20分後、橋本さんは約55分後にボートで引き揚げられた。同署は川に落ちた女性を助けようとして橋本さんも溺れたとみて詳しい状況を調べている。

 現場は阪神なんば線伝法駅の北側。【千脇康平、高瀬浩平】




 大阪市此花区の淀川で23日夕、橋から転落した女性(61)を救助するため飛び込み死亡した同市環境局西北環境事業センター職員、橋本健治さん(51)=同区春日出中=に対し、24日、橋下徹市長や職場関係者から追悼の声があがった。橋本さんは、家庭ごみの収集を通じて高齢者をサポートする仕事にあたっていたといい、職場の上司は「橋本さんらしい、正義感ある行動だ」とたたえた。

 「本市職員の命をはった活躍について話をさせてもらいます」。橋下市長は24日の定例会見の冒頭、神妙な面持ちでこう切り出し、溺れる女性を助けようとして命を落とした橋本さんについて「本当に立派な行動だった。市の職員として誇りに感じる」と静かに語った。

 橋下市長は業務中の事故ではないが、遺族へのサポートを検討するよう担当部局に指示したといい、「環境局を含め厳しく職員を批判してきたが、公務員の勇気ある行動をしっかり評価しないといけない」と追悼した。

 市によると、橋本さんは高齢者や障害者らごみを自力で出すことが困難な市民のごみ収集をサポートする「ふれあい収集」の業務主任。約350世帯を管轄し、直接出向いて高齢者らの声かけも行っていた。23日も午後5時すぎまで業務にあたり、自転車で帰宅途中、女性を見つけたとみられる。

 橋本さんの死亡後、息子と面会したという同センターの宮崎善春所長(55)は「息子さんも『父らしい行動だ』と語っていた」と明かす。昼休みの食事中でも、市民から橋本さんへの電話があると、すぐに箸を置き、嫌な顔ひとつせず対応していたという。「いつも笑顔で市民にも同僚にも慕われていた」。宮崎所長は早すぎる死をこう悼んだ。




 大阪市此花区伝法の淀川で、橋から転落した女性と救助のために川に入った男性の2人が死亡した事故で、大阪府警此花署は24日、死亡した女性は大阪市此花区高見の無職、村上愛美さん(61)と確認した。死因は水死とみられる。

 同署によると、村上さんは伝法大橋から転落。欄干の高さは約1メートル、水面までの距離は3~4メートルだった。仕事帰りに通りかかった同市環境局西北環境事業センター職員、橋本健治さん(51)=同区春日出中=が救出に向かったが死亡した。2人に面識はなかったとみられる。

 目撃者によると、村上さんは欄干から身を乗り出して手を伸ばすしぐさを見せた後、川に落ちたという。





 23日午後5時半ごろ、大阪市此花区伝法の伝法大橋から女性が淀川に落ちたと、通行人から119番があった。通り掛かった大阪市職員の橋本健治さん(51)=同区春日出中=が川に飛び込み女性を救助しようとしたが溺れ、2人とも死亡が確認された。大阪府警此花署は女性の身元確認を急ぐとともに、経緯を調べている。
 同署によると、女性は60代ぐらいで、橋の歩道の欄干(高さ約1メートル)を乗り越え、約3メートル下の川に転落した。目撃者は「手を伸ばして何かを取ろうとするようなしぐさをしていた」と話しているという。
 橋本さんは女性が浮いているのを見つけ川岸から飛び込んだが、すぐに姿が見えなくなったという。 




 23日午後5時30分頃、大阪市此花区伝法の国道43号「伝法大橋」から、女性が約3メートル下の淀川に転落した。

 近くを通りかかった男性が助けようと川へ入ったが、2人とも溺れた。2人はレスキュー隊員に救助されたが、いずれも搬送先の病院で死亡が確認された。

 大阪府警此花署などによると、男性は同区春日出中、同市環境局西北環境事業センター職員橋本健治さん(51)で、仕事帰りだったらしい。女性は同区高見、無職村上愛美さん(61)で、橋本さんと面識はなかったという。

 同署によると、橋の東側歩道を歩いていた村上さんが、何かを取ろうとするような格好で欄干(約1メートル)から身を乗り出したのを別の通行人の男性が目撃していた。その際、誤って転落したとみられる。

 橋本さんは自転車で通りかかり、「僕が助けに行きます」と言って靴を脱ぎ、近くにいた人に「これを持っていて」とジャンパーを預け、橋の下の河川敷から川に入ったという。




 大阪市此花区伝法の淀川で23日、溺れた女性と、助けようとした男性が死亡した事故で、男性は大阪市此花区春日出中の同市環境局職員、橋本健治さん(51)であることが、大阪府警此花署への取材で分かった。

 同署や目撃者によると、女性は近くの伝法大橋から転落。仕事帰りに自転車でたまたま通りかかった橋本さんが「僕が助けに行きます」といって、近くの岸辺から靴と靴下を脱いで川に入ったという。

 同署は橋本さんが女性の救助に向かう途中で、深みにはまるなどして溺れたとみている。橋本さんは水深2メートルの川底に沈んでいる状態で発見された。
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