三菱重工業は11月30日、名古屋航空宇宙システム製作所で宇宙関連の情報が入ったパソコン4台がウイルスに感染していたと発表した。

 同製作所ではロケットなどを生産しており、同社によると、これまで知られていないウイルスの感染が11月27日に判明。情報が流出した可能性があり、感染経路を調べている。同社では、昨年9月にサイバー攻撃を受けた事件が発覚、パソコン83台が感染、セキュリティー対策を強化したばかりだった。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)も11月30日、ウイルス感染によって開発中の小型ロケット「イプシロン」の技術情報が流出した可能性があることを公表した。


 三菱重工業は30日、名古屋航空宇宙システム製作所で宇宙関連の情報が入ったパソコン4台がウイルスに感染していたと発表した。

 同製作所ではロケットなどを生産しており、同社によると、11月27日に新種とみられるウイルスの感染が判明、情報が流出した可能性があり、感染経路について調べている。同社では、昨年9月にサイバー攻撃を受ける事件が発覚している。


 三菱重工業は30日、名古屋航空宇宙システム製作所(名古屋市)で使用するパソコン4台が新型ウイルスに感染していたと発表した。すでにウイルスは駆除済みだが、宇宙関連情報が外部に漏えいした可能性もあるとしている。
 ウイルス対策ソフトでパソコンを調べた結果、27日に感染が判明。同社は外部の民間調査機関と共同で、感染経路や情報漏えいの有無を調べる。また、宇宙航空研究開発機構(JAXA)も30日にパソコンのウイルス感染を発表しており、関連性も調べる方針だ。
 三菱重工では昨年、全国11カ所の拠点でサイバー攻撃を受ける事件があり、一部情報が外部に流出した可能性がある。 


 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月30日、職員が利用していたPCがウイルスに感染し、開発中の「イプシロンロケット」に関する情報などが外部に漏洩した可能性があることを明らかにした。

 また三菱重工業も同日、同社名古屋航空宇宙システム製作所で、宇宙関連の業務に利用していたPC4台がウイルスに感染していたことを発表。外部の専門調査機関と共同で、感染経路や情報流出の有無を含めた被害状況を調査しているという。

 JAXAでウイルス感染による情報漏洩の可能性が判明したのは11月28日。まず11月21日にこの端末でウイルス感染を検知し、詳しく調査したところ、ウイルス感染に加え、そのウイルスによる情報収集の痕跡や外部との通信が確認されたという。JAXAでは引き続き情報漏洩の有無やその影響について調査するとともに、当該端末以外で感染がなかったかどうかも確認している。

 この感染で外部に流出した可能性があるのは、イプシロンロケットの仕様や運用に関わる情報のほか、その開発に関連するM-Vロケット、H-IIAロケット、H-IIBロケットの仕様や運用に関わる情報。

 一方三菱重工業でウイルス感染が判明したのは11月27日。同社によると、このウイルスは「これまでに知られていなかった種類のもの」で、情報流出の可能性もあることから、被害拡大防止策ならびに調査を進めているという。

 JAXAでは2011年7月から8月にかけても、職員のPCがウイルスに感染し、「こうのとり」に関連する情報などが流出する事故が起きていた。