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2008年11月

 【ムンバイ=奥寺淳、ニューデリー=高野弦】インド西部ムンバイで起きた同時多発テロ事件は29日朝、最後までテロ実行犯が立てこもっていたタージマハルホテルを治安部隊が制圧した。激しい銃撃戦が行われたトライデントホテルとユダヤ教の関連施設も同日未明までに制圧され、150人を超える犠牲者を出した事件は、58時間ぶりに終結した。

 100人を超える治安部隊が投入されたタージマハルホテルでは、午前7時半(日本時間午前11時)ごろから、断続的に続いていた銃撃戦がさらに激しくなった。爆発音とともに1階部分から炎があがり、建物一帯が黒い煙に包まれた。100メートルほど離れた場所にいる取材陣は、治安部隊から身をかがめるように命じられた。午前8時過ぎになってようやく銃声がやみ、消防車による消火活動が始まった。

 午前9時から会見した治安部隊の幹部は「3人のテロ実行犯を射殺した。建物の中に残っている者がいないかどうか現在確認中だ」と話した。

 地元メディアは、一連の事件の犠牲者が154人にのぼったと伝えた。少なくとも13人の外国人が死亡、AP通信によると、国籍は日本、米国、イスラエル、オーストラリア、イタリア、フランス、カナダ、英国、ドイツ、シンガポール。インド内務相は28日夜、「最終的な死者が200人に達する可能性がある」と語った。犯行グループのうち、少なくとも8人は交戦中に殺害された。

 AFP通信は、インドの情報当局の話として、事件の4日前にトライデントホテルにチェックインした犯行グループの1人が、大量の爆発物を部屋の中に隠していたと報じた。拘束された容疑者はパキスタンに拠点を置くイスラム過激派「ラシュカレトイバ」に所属している、と供述しているという。




 【ニューデリー=高野弦、ムンバイ=奥寺淳】インド西部ムンバイで起きた同時多発テロ事件は29日午前、インド特殊部隊などによる制圧作戦が成功し、発生から約60時間ぶりに終結した。AP通信などによると死者は195人、負傷者は約300人に達した。今後はインド当局による犯人特定と背後関係解明のための捜査に焦点が移る。

 インド内務省によると、犠牲者のうち22人が外国人で、国籍・身元が判明しているのは胸などを撃たれて亡くなった津田尚志さん(38)のほか、イスラエル(3人)、ドイツ(3人)、カナダ(2人)、米、英、中国、イタリア、オーストラリア、タイ、モーリシャス、シンガポール(各1人)。客室の捜索と犯行グループが隠したとされる爆発物の捜索・処理がまだ続いている。同省は29日夕時点で、死者数は警察官ら20人を含め183人としている。

 マハラシュトラ州のデシュムク首相は会見で、犯行グループは10人で、拘束されたパキスタン国籍の1人を除く9人は遺体で発見されたと明らかにした。グループは海上からムンバイに上陸、2人ずつのグループに分かれて襲撃を展開したという。

【11月27日 AFP】(写真追加、一部更新)インドの金融中心地ムンバイ(Mumbai)で26日夜、鉄道駅や5つ星クラスのホテルなど少なくとも7、8か所で、銃や手りゅう弾で武装したグループによる銃撃や爆破がほぼ同時に発生した。地元メディアによると、死者は27日午前中までに約100人に上っている。

 PTI通信(Press Trust of India)はマハラシュトラ(Maharashtra)州当局者の言葉として、約100人が死亡と伝えた。また地元テレビNDTVも100人が死亡、110人が負傷したと報じている。

 この事件で、日本外務省は27日、死亡した約80人の中に日本人1人が含まれていることを明らかにした。外務省邦人テロ対策室が、これまでに日本人1人が死亡、1人が負傷したことを確認。詳細を現地の総領事館が確認中だが、負傷した日本人については、命に別状はないという。

 PTI通信(Press Trust of India)によると、「デカン・ムジャヒディン(Deccan Mujahedeen)」と名乗るグループが複数のメディアにEメールで犯行声明を出した。
 
 武装グループは市内の高級ホテル2か所に宿泊客らを人質に立てこもっており、現地時間27日午前9時(日本時間同11時半)現在も、対テロ部隊との間で銃撃戦が続いている。人質の人数は不明。

 また市内のオフィスビル・ナリマンハウス(Nariman House)でも、武装グループがユダヤ人ラビ(ユダヤ教聖職者)とその家族を人質に取って立てこもっているという。

■市内各地で襲撃相次ぐ、ホテルからは炎も

 ムンバイ鉄道警察当局によると、現地時間午後10時半(日本時間午前2時)ごろ、カラシニコフ銃で武装した複数の男がチャトラパティ・シバジ(Chhatrapati Shivaji)駅の構内に乱入。銃を乱射し手りゅう弾を爆発させ、少なくとも10人が死亡した。

 市内有数の2ホテル、タージマハル(Taj Mahal)ホテルとトライデント(Trident)ホテルも標的となり、銃で武装した複数の男が外国人宿泊客を人質に取り、警官と銃撃戦となった。

 タージマハルホテルでは、27日未明に海軍の特殊部隊が突入、その後ホテル上部階から出火した。テレビの中継画面には窓などから人質が救出される様子が映し出されている。警察によると、これまでに武装グループのメンバー2人を殺害したが、まだ内部に少なくとも2人が立てこもっているという。

 トライデントホテルでも、少なくとも2人が立てこもっているとみられる。

 そのほか、ムンバイ南部のCama病院や、観光名所のレストラン「Cafe Leopold」でも襲撃があったことが報告されているほか、警察によると市南東部のタクシー内で「爆弾が爆発」し、3人が死亡した。車に乗った武装グループが市内を走り回り、銃を乱射したり手りゅう弾を投げたりしたとの目撃証言もある。

■英米人が標的か、犯行グループには若い男

 襲撃時にタージマハルホテル内にいた英国人宿泊客は地元テレビに対し、武装グループのメンバー2人が宿泊客を上部階に移動させたが、この2人は「とても若く、少年のような外見をしていた。ジーパンにTシャツ姿だった」と証言した。この宿泊客によると、武装グループは英国または米国のパスポートを持っている客を探していたという。

 武装グループが英国人と米国人を選別していたという点は、トライデントホテルの宿泊客も証言している。同ホテルから脱出した英国人ビジネスマンは、スカイ(Sky)ネットワークの取材に、犯人らが「宿泊客を1人ずつ呼びとめ、両手を挙げさせて英国人と米国人がいないか確認していた。友人が『ヒーローになる必要はない、英国人だとは言うな』と忠告してくれた」と語った。

 タージマハルホテルには、スペイン・マドリード(Madrid)州のEsperanza Aguirre州知事と英国のSajjad Karim欧州議会(European Parliament)議員が滞在していたが、2人とも無事に脱出している。(c)AFP




 【ニューデリー=小暮哲夫】インド西部の商都ムンバイで26日夜、中心部にある高級ホテルや鉄道駅など10カ所で武装集団による同時多発テロ事件があった。ロイター通信によると、銃の乱射や手投げ弾により日本人男性1人を含む101人が死亡(うち外国人が6人)、287人が負傷した。27日午前(日本時間同日午後)の段階で、犯人グループはまだ一部のホテルで宿泊客を人質に取っており、制圧されていない。

 死亡した日本人は三井丸紅液化ガスの社員、津田尚志(ひさし)さん(38)。在ムンバイ総領事館などによると、繁華街にあるトライデントホテルのロビーで、胸や腹部に銃撃を受けたという。同僚の結束(けっそく)達也さん(44)は軽傷だった。2人は視察目的で出張し、現地に当日夕、到着したばかりだった。

 襲撃の標的となったのは、人気の観光地インド門のすぐ近くにある高級ホテルやカフェ、病院、鉄道の駅など。

 地元メディアによると、タージマハルホテルでは午後9時過ぎ、ロビーに複数の男らが乱入し銃を乱射。米国と英国のパスポートを持った客を探し回り、外国人を含む15人を人質に取った。

 27日未明になって最上階付近で大きな爆発があり、館内に突入した警察や軍の部隊がテロ容疑者2人を射殺。地元メディアによると、その後も約100人の宿泊客が人質に取られていたが、全員解放されたとの情報もある。

 一方、主要駅のチャトラパティ・シバジ・ターミナス駅では、2人組が突然、銃を乱射したうえ手投げ弾を投げつけ、10人が死亡。トライデントホテルでは武装集団がロビーで発砲した後、火災が発生。宿泊客らが人質に取られており、治安部隊が制圧に乗り出している。

 犯行は、いずれも自動小銃や手投げ弾で武装した数人ごとの集団が、各地で一斉に起こしている。「デカン・ムジャヒディン(聖戦士)」と名乗る組織が地元メディアに犯行声明をメールで送りつけているが、前歴はなく、新しい組織の可能性もある。インドでは最近、イスラム系過激派によるテロが頻発しているが、仕掛けた爆弾によるテロが多く、無差別に乱射する今回の事件は異例だ。

 治安当局は襲撃容疑者のうち、車で逃走を図った2人を含む4人を射殺し、9人を逮捕。会見をしたマハラシュトラ州のデシュムク首相は「武装集団は複数のボートで現場近くの海岸に乗り付けた。合計何人なのかは不明だ」と述べた。

 州当局は市民らに屋内にとどまるように呼びかけ、市内の学校は臨時休校にした。ムンバイ証券取引所の株取引は終日停止される見通しだ。

 ムンバイでは06年7月、イスラム過激派とみられる鉄道の連続爆破テロが起き、200人以上が死亡した。

     ◇

 外務省領事局によると、27日午後1時現在、邦人が人質に取られているという情報はない。事件発生時にトライデントホテルには死傷した2人を含む10人の日本人がいたが、うち2人の安否が未確認。ムンバイ市内には在留邦人約270人と旅行者20~30人が滞在していたと見られるが、約30人については安否の確認がとれていないという。



 麻生首相は27日午前、インドでの同時多発テロ事件について、「このようなテロは、決して許すべからざる、極めて卑劣かつ悪質なもので、強い憤りを覚えるとともに、断固として非難する。日本はテロに立ち向かうインドの人々とともにあり、インド政府に協力していく考えである」とのコメントを発表した。

 また、首相は同日昼、「現地が混乱しているので情報が正確じゃない。邦人がいるのかいないのか全然不明。とにかく情報収集」と語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 今回のテロ事件を受け、政府は27日午前7時、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置。外務省は現地時間26日深夜(日本時間27日未明)、在ムンバイ日本総領事館に萩生田浩次総領事を本部長とする現地対策本部を設置し、現地邦人の安否確認作業を進めている。



 インド・ムンバイで起きたテロは欧米人を標的にした可能性が高く、米国など各国に衝撃を与えている。

 米国では事件発生がブッシュ大統領にも伝えられ、ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)は緊急会議を開いた。米メディアも事件の推移を詳しく伝えた。

 ペリーノ大統領報道官は26日、「米政府はテロ攻撃を非難する。状況を注視しており、インド政府を支援する用意がある」との声明を発表。緊急会議には、国務省や国防総省のほか対テロや情報部門の当局者が参加した。

 また、CNNテレビによると、国務省は危機対策センターを省内に設立。米国民に被害が出ている可能性があることから、事件に遭遇した可能性のある人の安否問い合わせの電話窓口も設置した。

 MSNBCテレビは、米情報当局がパキスタンのイスラム過激派とのつながりなどを含め、背後関係を調べていると伝えた。

 米中央情報局(CIA)のマクローリン元副長官はCNNに「国際テロ組織アルカイダの関係組織が、インドとパキスタンの対立をあおるために実行した可能性がある」と指摘した。

 オバマ次期政権移行チームは26日、「オバマ次期大統領はこのテロ攻撃を強く非難する。罪のない市民に対する攻撃は、テロの脅威が重大で緊迫したものであることを示している。この種のネットワークを撲滅するため、米国はインドや世界の諸国との協力を強化しなければならない」との声明を出した。オバマ氏は同夜、ライス国務長官から電話で報告を受けたという。

 英国では、ブラウン首相が「非道な攻撃には強固な姿勢で臨む」と厳しく非難する声明を発表。インドのシン首相に「必要なすべての援助を行う用意がある」とのメッセージを伝えたという。

 国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長も26日、「全く容認できない」と非難し、遺族に哀悼の意を表明する声明を発表した。(鵜飼啓、梅原季哉、土佐茂生、松下佳世)



 [ニューデリー 27日 ロイター] 26日夜に同時攻撃があったインドのムンバイ警察は27日、武装した4人を射殺し、テロリストとみられる9人を逮捕したことを明らかにした。

 ムンバイ中央管制室の警官はロイターに「4人のテロリストを射殺し、テロリストとみられる9人を逮捕した」と述べた。



 外務省によると、ムンバイで起きた無差別銃撃、爆破事件で、現地から邦人1人の死亡、1人の負傷の情報が入った。



 インドの同時テロ事件で、亡くなった津田尚志さん(38)は三井丸紅液化ガス(東京都千代田区)の関東支店の営業担当の課長だった。軽傷を負った結束(けっそく)達也さん(44)は同社東北支店長。

 同社によると、津田さんはトライデントホテルにチェックインした後、ロビーを歩いているときに2人組の犯人にいきなり発砲され、足と胸、腹を撃たれたという。結束さんは現場から逃げる際に転倒して軽いけがをした。

 米CNNは、居合わせた英国人の会社員が「日本人2人とエレベーターからロビーに出た直後、日本人の1人が足を撃たれた。銃を持った男が向かってきたので、撃たれた日本人をエレベーターに押し込み、必死でドアを閉めた」と語った、と報じた。

 搬送先のムンバイ市のボンベイ病院によると、津田さんは意識のない状態で運び込まれ、まもなく死亡が確認された。病院の担当者は電話取材に「ひどい外傷を負った状態で運ばれてきた。警察に引き渡したので、詳しい死因などは分からない」と話した。

 同病院にはテロ発生以降、現地時間午前8時までに、津田さんを含め6人の遺体と、約60人の負傷者が搬送され、緊急治療を受けているという。担当者は「外科医がまったく足りていない。ほかの病院も飽和状態だ」と語った。

 27日午後に記者会見した佐藤雅一・三井丸紅液化ガス社長は「(津田さんは)明るい人柄で将来を嘱望されていた中堅社員。テロで有望な社員が亡くなったことは慚愧(ざんき)に堪えない。ご家族には謹んでお悔やみを申し上げる」と述べた。

 同席した玉置肇副社長によると、津田さんは岡山県出身。国内の販売を担当しており、研修や視察で数回海外出張したことがあるが、インドは初めてだったという。「明るくて体が大きく、お客にも好かれる活発な青年だった。会社の将来を背負える人材だった」と声を落とした。



 [ムンバイ 27日 ロイター] インドの金融中心地であるムンバイで26日夜、観光客を狙ったとみられる銃撃などによる攻撃で、少なくとも80人が死亡した。日本の外務省によると、同事件で日本人1人が死亡、1人が負傷した。

 地元テレビ局によると、欧米の観光客らは2つの高級ホテルで人質に取られており、軍隊がホテルの1つに突入した。

 CNN/IBNによると、軍隊がオベロイ・ホテルに入ると爆発音が聞こえた。人質が捕われている別のタージマハール・ホテルでも爆発があった。

 ロイターの記者によると、タージマハール・ホテルからは大量の煙が立ち上っている。

 警察によると、ホテルのほか病院、鉄道駅、有名レストランなどを狙った一連の攻撃で少なくとも250人が負傷した。

 マハラシュトラ州警察の幹部はNDTVニュースに対し「少なくも7カ所でテロリストによる攻撃が起きている。正体不明のテロリストが自動小銃を無差別に乱射した。手投げ弾も使われた」と話した。 

 テレビ報道によると、「デカン・ムジャヒディン」と自称する組織が犯行声明を出している。同組織はこれまでほとんど知られていなかったが、報道機関にEメールの犯行声明を送りつけてきた。

 パティル内相によると、人質が捕われている2つのホテルにそれぞれ4、5人の武装グループが立てこもっている。

 インドのムンバイ警察は27日、武装した4人を射殺し、テロリストとみられる9人を逮捕したことを明らかにした。

 ムンバイ中央管制室の警官はロイターに「4人のテロリストを射殺し、テロリスト容疑者9人を逮捕した」と述べた。

 しかし、マハラシュトラ州のデシュムク州首相は記者会見で「状況はまだ掌握下にない。2つのホテルに隠れているテロリストがまだいるか捜索している」と述べた。

 タージマハール・ホテル前で待機していた運転手によると、ホテルには欧米人のほか、少なくとも50人の韓国人がいるという。

 米国家安全保障会議の報道官は、人質に米国人が含まれているかとの質問に対し「米国人の負傷者に関する情報は現段階で入ってきていない。人質については現在も状況把握を行っている」と答えた。



 [ワシントン 26日 ロイター] インドの金融中心地ムンバイで26日夜、観光客を狙ったとみられる一連の攻撃が発生した事件で、米ホワイトハウスは、複数の西洋人が2カ所の高級ホテルで人質に取られていると伝えられている件について、状況把握を行っていると表明した。

 国家安全保障会議のベン・チャン報道官は、人質に米国人が含まれているかとの質問に対し「米国人の負傷者に関する情報は現段階で入ってきていない。人質については現在も状況把握を行っている」と答えた。

 また「ブッシュ大統領は一連の攻撃について報告を受けており、今後も最新情報の報告を続ける」と述べた。

 大統領はこれに先立ち、感謝祭の週末を過ごすためキャンプ・デービッドに向かった。



 [ニューデリー 26日 ロイター] インドの金融中心地であるムンバイで26日夜、観光客を狙ったとみられる一連の攻撃により、少なくとも80人が死亡した。地元テレビ局によると、複数の西洋人が2つの高級ホテルで人質に取られている。

 警察当局の話では、少なくとも250人が負傷した。

 有名レストランのほか、病院と鉄道の駅でも攻撃があった。

 マハラシュトラ州警察局長のA.N.ロイ氏はNDTVニュースに対し「少なくも7カ所でテロリストによる攻撃が起きている。正体不明のテロリストが自動小銃を無差別に乱射した。手投げ弾も使われた」と話した。



 【ムンバイ=秋山亮太】武装集団が立てこもるムンバイのタージマハルホテルから、激しい銃声が響いた。屋上のハトが数百羽、空へ一斉に逃げた。27日午前8時44分(日本時間午後0時14分)、軍隊が突入した。

 記者(秋山)のいる広場はホテルから約200メートル離れているが、焦げ臭いにおいが漂ってくる。別の取材でインドを訪れ、26日夜からムンバイに滞在中だった。襲撃を知り、午前6時10分、現場へ着いた。

 10発以上続いた銃声がやむと、救急車やバスがホテルに横付けされ、人質らしい人たちを運び出して行く。ホテルから100メートルほど離れた高さ50メートルのインド門の上には、狙撃手とみられる兵士5、6人の姿。軍隊にさえぎられ、広場から先には近づけない。新聞の号外を手にした市民たちが、不安そうな表情で遠巻きに見守る。

 現場に到着したのは、混乱のただ中だった。ホテルから「ババババ」という銃の連射音が聞こえ、最上階に炎が見えた。はしご車が横付けされ、4階や5階の窓から宿泊客らが救助されていた。

 武装した警官や軍隊が出動し、ホテルから20メートルほど離れた広場に近づくのが精いっぱい。100台を超す救助車両が取り囲み、サイレンがけたたましく鳴る。銃声は、到着後も20分ほど、断続的に聞こえた。

 現場のホテルは旧館と新館があり、襲われたのは7、8階建てとみられる旧館。大きな爆発が起きたのは27日午前3時半ごろ。その30分後、閉じこめられていた宿泊客らが治安当局に救出されたが、みな言葉少なで、事件の恐怖と衝撃を物語っていた。

 インド人の男性宿泊客は「銃撃戦が始まり、ホテルの外に出ないように言われたが、何とか逃げ出した。まだ弟が中にいる」と心配そうに救助活動を見守った。ポーランド人の男性宿泊客、ジャン・マシエルさん(45)は「夜中に大きな銃声を聞き、ビルが揺れるような衝撃があった」と発生時の様子を語る。「ホテル内は煙が充満していたが、午前4時半ごろ非常階段で脱出した」と話した。

 タージマハルホテルは1903年に建設されたドーム形の建物が有名で、ムンバイの名物と言える存在だ。

 突入から1時間近くたった午前9時半現在もなお、ホテル前の広場では狙撃手とみられる兵士たちが地面に伏せ、銃口をホテルに向けている。 周囲の緊迫は解けていない。





 【ニューデリー=小暮哲夫】インド・ムンバイでの無差別テロ事件で犯行声明を出した「デカン・ムジャヒディン(聖戦士)」は、その名からイスラム過激派とみられるが、過去のテロでは聞かれなかった組織だ。これまで主な標的とされてきたヒンドゥー教徒ではなく、外国人を標的にしたともみられ、地元メディアは「新たなイスラム過激派の出現か」と報じている。

 インドでは、今年9月にニューデリーでの連続爆破で20人以上が死亡するなど、昨年以来、主要都市を狙った無差別テロが続いていた。

 その多くで「インディアン・ムジャヒディン(IM)」を名乗るイスラム過激派組織が犯行声明を出し、国内で起きたイスラム、ヒンドゥー教徒間の争いで多くのイスラム教徒が殺されたことへの報復をテロの動機に挙げた。

 IMは、パキスタンの情報機関やイスラム過激派主導とされてきた過去のテロとは違い、パキスタン側の支援を受けながらも、インド人のイスラム教徒が主導する組織とされる。爆破力の比較的小さな時限式の爆発物を複数個所で連続爆破させる、という方法でテロを実行してきた。

 これに対し、今回のテロは過去には例がなかった複数の場所での無差別発砲だ。外国人が出入りする高級ホテルやレストランを狙い、欧米人を人質に取ろうとしたことも、従来のテロとは違う。殺された外国人は6人。「欧米支配への聖戦」を掲げる国際テロ組織アルカイダの影響を受けている可能性もある。

 地元の報道によると、治安当局は今回のテロにつながる事前情報をつかんでいなかった。「デカン」はインド南部の高原の名前だが、武装グループがインド南部出身なのかは不明だ。



 河村官房長官は27日の記者会見で、インド西部のムンバイで発生した同時多発テロに関連し、2つのホテル内に日本人計10人が足止めになっていることを明らかにした。河村長官は「ホテルに一緒にテロ(テロリスト)もいるから動きが取れない状況だ。ただ、安全状態にはあるということだ」と語った。

 河村長官によると、ムンバイ市内のオベロイホテルで7人、タージマハルホテルでは日本料理店のシェフも含めて3人が、逃げられずにとどまっている。ただ、人質にはされていないという。ムンバイ市内には268人の在留邦人がいて、そのうち232人の安全は確認できたとしている。



 インド西部ムンバイの同時多発テロ事件で外務省領事局は、27日午後5時半現在、犯人グループが立てこもっているムンバイ市内の二つのホテル内に、計8人の日本人が残されていることを明らかにした。いずれも人質にはなっておらず、無事であることを確認しているが、動けない状況にあるとみられる。

 トライデントホテルには事件当時、死傷した2人を含む邦人宿泊客9人がいたが、残り7人のうち2人はホテルの外に逃れ、残る5人がホテル内にとどまっている。タージマハルホテル内には、邦人従業員2人と邦人宿泊客1人がとどまっている。

 ムンバイの在留邦人268人は、全員の無事が確認された。また、日本企業などを通じて確認しているムンバイへの出張者30人のうち死傷者2人を除く28人は、一部がホテル内に残されたままだが、全員の無事が確認されている。



 三井丸紅液化ガスの佐藤雅一(まさかず)社長は27日午後、東京都千代田区の本社内で記者会見し、「(津田さんは)明るく将来を嘱望されていた中堅社員。ご家族には謹んでお悔やみを申し上げたい」と沈痛な面持ちで述べた。

 同席した玉置肇副社長によると、津田さんは岡山県出身。愛媛大学を卒業し、94年に前身の丸紅エネルギーに入社した。国内の販売を担当しており、研修や視察で海外出張したことがあるが、インドは初めてだった。

 玉置副社長は津田さんと9年半の付き合いという。津田さんは身長約175センチでがっしりした体格。ゴルフが得意で、一緒にコースを回って飛距離を競い合った。「(津田さんが)すごく良いスコアで、(ハーフを)38であがれるぞと言ったら、本当に38で回った」と話した。

 津田さんは東京都内で暮らし、妻と子ども2人がいる。年賀状には毎年家族の写真を使い、週末は子どもと釣りに行っていた。妻には27日午前5時半ごろ、玉置副社長が電話で事件を伝えたという。

 玉置副社長は「テロは許せない。残念な事件だ。でも、今は部下を亡くしたことの方がつらい」と涙を流し、握り拳で口を覆った。



 急速な経済発展をとげるインドの商都ムンバイで、視察中の日本人ビジネスマンがテロの凶弾に倒れた。将来を嘱望された社員の突然の悲報に上司は「テロは許せない」と涙を流し、家族や友人は「信じられない」と肩を落とした。

 亡くなった津田尚志さん(38)は三井丸紅液化ガス(東京都千代田区)の関東支店の営業担当の課長だった。軽傷を負った結束(けっそく)達也さん(44)は同社東北支店長。

 同社によると、津田さんは上司にあたる結束さんと2人で同社の液化石油ガス(LPG)の特約店を営む40~50代の男性顧客5人を引率。26日から12月2日までの日程で、ムンバイとニューデリーでインドのLPG事情を視察する予定だった。

 同社の説明では、津田さんはトライデントホテルにチェックインした後、ロビーを歩いている時に2人組の犯人にいきなり発砲され、足と胸、腹を撃たれたという。結束さんは現場から逃げる際に転倒して軽いけがをした。

 搬送先のムンバイ市のボンベイ病院によると、津田さんは意識のない状態で運び込まれ、まもなく死亡が確認されたという。病院の担当者は電話取材に「ひどい外傷を負って運ばれてきた。警察に引き渡したので、詳しい死因などは分からない」と話した。



武装グループによる銃撃を受けたムンバイの駅には乗降客の荷物が散乱していた=AP

27日、インド・ムンバイのタージマハルホテル内からの発砲をよけようと、しゃがみ込む人々。インドの治安要員は人質になった宿泊客を解放した後も、武装勢力との銃撃戦を続けた=ロイター

インド西部ムンバイで27日、外国人宿泊客に付き添い、テロ事件が起きたタージマハルホテル(後方左)を離れる従業員(中央)=ロイター

 【ニューデリー=高野弦】インド西部の商都ムンバイで26日夜(日本時間27日未明)に発生した同時多発テロ事件は、27日夜になっても武装集団が一部のホテルで人質をとって立てこもり、治安部隊との銃撃戦などが続いている。地元メディアによると外国人6人を含む125人が犠牲になり、負傷者は327人にのぼっている。

 犯行グループは二十数人とみられるが、少なくとも10カ所を短時間に襲う組織的な犯行。インドでは近年、イスラム過激派によるテロが相次いでいるが、10カ所もの場所を同時多発的に狙った犯行は極めてまれだ。外国人がよく利用する施設が標的となったケースも、過去にはあまりなかった。

 武装勢力が外国人ら15人を人質にとったタージマハルホテルでは、27日午後に特殊部隊が突入。地元警察によると人質は解放されたが、犯人はまだホテル内におり、宿泊客ら数十人が危険を避けて部屋に閉じこもっている。午後5時(日本時間午後8時半)すぎには、建物から再び火の手が上がった。

 三井丸紅液化ガスの社員の津田尚志(ひさし)さん(38)ら日本人2人が死傷したトライデントホテルでも、人質の解放をめぐって交戦が続いている。夜になってもなお爆発音が響き、建物から煙があがっている。ユダヤ教の関連施設も襲撃され、犯人が数人の人質とともに立てこもっている。

 外務省によると、日本時間の28日未明現在、両ホテルではなお8人の日本人が外に出られない状態だが、いずれも人質にはなっていないという。ムンバイの在留邦人268人も、全員の無事が確認された。

 今回の事件ではホテルや病院、鉄道駅、レストラン、ユダヤ教の施設など少なくとも10カ所が、約1時間の間に集中的に襲われた。犯行グループは「20~25人」(マハラシュトラ州首相)とみられており、少数グループに分かれてバイクなどを使い、すばやく犯行を重ねた模様だ。手投げ弾を投げ込み、銃を乱射した後にその場で車を乗っ取って逃走したケースもあるという。

 近くの海岸からは、犯人グループが使用したとみられる小型ボートが押収された。地元メディアが流す犯人の映像は、ジーンズにシャツといった服装で「どこにでもいる大学生といった印象」(テレビ局)だ。

 シン首相は27日午後に国営放送で演説し、犯行について「よく計画、組織されたもので、外国の勢力と関連があるかもしれない。無差別に外国人をねらうことで、混乱を引き起こそうとしたのだろう」と述べた。また「近隣国に対し、領土を我々への攻撃に使わせることは断じて許さないと伝える」とも語った。

 現場で指揮にあたっている陸軍幹部は同日夜、「拘束したテロリストの一人はパキスタンからきたようだ」と地元テレビに語った。

 イスラム過激派とみられる「デカン・ムジャヒディン(聖戦士)」を名乗る組織が犯行声明を地元メディアに送ったが、犯人像や動機にはなお不明な部分が多い。犯人を名乗る男は27日に地元テレビ局に電話をかけ、「我々の要求は、インドで拘束されている(イスラム過激派の)ムジャヒディン全員を解放することだ」などと主張。「インドに住むイスラム教徒が虐げられてはならない」などと語った。



 銃声や爆発音がひびき、ロビーには血が飛び散った――。凶行の現場となったホテルから逃れた日本人ビジネスマンらが27日、テロの惨状を証言した。ムンバイのホテルには、今なお脱出できない人もいる。亡くなった津田尚志さん(38)の同僚らは「許せない」と怒りと悲しみにふるえた。

 丸紅ムンバイ支店長の今井正浩さん(52)は、亡くなった津田さんと軽傷を負った結束(けっそく)達也さん(44)とともに現地時間26日夜、トライデントホテルを訪れた。

 津田さんは三井丸紅液化ガス関東支店の営業担当課長、結束さんは同社東北支店長で、2人は同社の液化石油ガス(LPG)の特約店を営む顧客5人を引率。12月2日までムンバイとニューデリーでLPG事情を視察する初日だった。

 今井さんは、ホテル玄関で自分の車を呼ぼうとした時、複数のテロリストが発砲しながら向かってくるのを見た。

 「バーン」

 散弾銃のような強烈な爆裂音がこだました。ホテルに逃げ帰ろうとしたが足がすくんで動けない。その場に倒れ込んでいた。はいつくばるように身を隠すと、周囲は何人もの人が倒れ、血の海になっている。床には弾がそこらじゅうに散らばっていた。

 数秒の出来事のように思うが、細かい状況は覚えていない。「もう地獄絵図。それ以外に言い表しようがない」。朝日新聞の電話取材に声を震わせた。

 津田さんと結束さんは救急車で運ばれた。携帯電話で連絡を取り合い、合流しようとしたが、警察などから「誘導に従え」と言われ、ホテル内の食堂の奥にある安全な部屋に避難した。

 2人の安否をホテルや警察に確認すると、「1人が撃たれ、1人が軽傷で救急車で運ばれた」と言われた。「すぐにテロだと分かったが、もう戦争状態のようだった」

 三井丸紅液化ガスの招待で、津田さん、結束さんらとともに訪れたLPG卸売会社レモンガス(神奈川県平塚市)の赤津欣弥社長(42)は、トライデントホテルに閉じこめられた状態が続いた。

 本社事務所の小清水斎総務部長によると、27日朝、社員から「社長がテロにあったようだ」と一報が入った。赤津社長の携帯に連絡すると、社長が電話口に。健康状態には問題がない様子で「ホテルの部屋に他の2人とともにおり、出られない状態だ。銃声などの音は聞こえない」などと話したという。

 その後、ホテル内では何の情報もつかめないという社長の求めに応じ、日本のテレビや新聞のインターネットのニュースを集めては携帯で伝えた。不安な様子は口ぶりからはなく、社長は「早く収まってほしい。日本に帰りたい」と話しているという。



 【ニューデリー=高野弦】インド西部ムンバイの同時多発テロは28日朝までに、武装集団が立てこもっていたタージマハルホテルに治安部隊が入って制圧作戦を進め、人質の一部を解放した模様だ。同ホテルにいた日本人3人も無事外に逃れたとの情報がある。トライデントホテルには依然、人質が残されている可能性があり、治安部隊が制圧に向けた作業を慎重に進めている。

 3人の安否について、外務省の現地対策本部が確認を急いでいる。両ホテルには8人の日本人がとどまっていたと見られる。

 タージマハルホテルについて、治安部隊は27日夜、地元メディアに「ほぼ制圧した」と語った。ただ、なお犯行グループの一部が建物内に隠れている可能性があるといい、夜を徹して捜索作業を続けた。治安部隊の幹部は28日午前、「なお15~20人が建物の中に残っている可能性がある」と語った。

 トライデントホテルではなお10人前後が立てこもりを続けている模様だ。27日から39人の人質が解放されたとの報道があるが、まだ十数人が残っているとの情報もある。

 犯行グループは20~25人とみられ、うち3人が治安当局に拘束されたほか、少なくとも7人が射殺された。PTI通信によると、3人は調べに対し、パキスタンに拠点を置くイスラム過激派「ラシュカレトイバ」に所属している、と供述しているという。

 ラシュカレトイバは06年にムンバイで起きた連続列車爆破テロを実行したとされる。

 地元メディアによると、治安当局は、犯行グループがムンバイ沖数キロまで船で乗り付け、小型の複数のスピードボートに乗り換えて上陸した可能性が高いとみている。

 インドの閣僚の一人は27日夜、記者団に対し「テロリストは事前に両ホテルにコントロールルームを構えていた。数カ月前から犯行を計画していたようだ」と語った。

 今回のテロでは少なくとも10カ所が標的になり、地元メディアによると、外国人6人を含む125人が犠牲になり、327人が負傷した。続きを読む

 インド西部・ムンバイで13日、3か所でほぼ同時に爆弾が爆発し、少なくとも21人が死亡、多数のケガ人が出ている。

 爆弾が爆発したのは、インドの商業都市・ムンバイの中心部で、夕方の混雑時に市場やオフィス街など3か所でほぼ同時に爆発した。AP通信によると、この爆発で少なくとも21人が死亡、113人がケガをした。

 インドの内務相は「爆発は数分の間に起きた。テロリストによる計画された攻撃だ」と述べ、同時多発テロとの見方を示した。

 在ムンバイ日本総領事館によると、日本人が巻き込まれたとの情報はない。

 ムンバイでは08年、中心部の高級ホテルなどで武装勢力が人質を取って立てこもるなどの同時多発テロが起き、166人が死亡している。



 インド西部・ムンバイで13日、3か所でほぼ同時に爆弾が爆発し、少なくとも21人が死亡、多数のケガ人が出ている。

 爆弾が爆発したのは、インドの商業都市・ムンバイの中心部で、夕方の混雑時に市場やオフィス街など3か所でほぼ同時に爆発した。AP通信などによると、この爆発で少なくとも21人が死亡、141人がケガをした。

 インドの内務相は「爆発は数分の間に起きた。テロリストによる計画された攻撃だ」と述べ、同時多発テロとの見方を示した。

 ムンバイの日本総領事館によると、日本人が巻き込まれたとの情報はないという。

 ムンバイでは08年、中心部の高級ホテルなどで武装勢力が人質をとって立てこもるなどの同時多発テロが起き、166人が死亡している。



 インド西部・ムンバイで13日、3か所でほぼ同時に爆発があり、少なくとも17人が死亡、多数のケガ人が出ている。

 爆発があったのはインドの商業都市・ムンバイの中心部で、夕方の混雑時に市場やオフィス街など3か所でほぼ同時に爆発が起きた。AP通信によると、この爆発で少なくとも17人が死亡、81人がケガをした。また、地元メディアが伝えているところによると、インドの内務省は爆発をテロ攻撃だとみている。

 在デリー日本大使館によると、日本人が巻き込まれたとの情報は今のところ入っていない。

 ムンバイでは08年、中心部の高級ホテルなどで武装勢力が人質を取って立てこもるなどの同時多発テロが起き、166人が死亡している。



 インド・ムンバイの同時多発テロは日本時間29日昼過ぎ、発生から約60時間でようやく制圧された。テロによる犠牲者は確認されただけで195人に上っている。

 テロリストらが立てこもっていたタージマハルホテルでは現地時間29日早朝、テロリスト3人が射殺され、当局が制圧を宣言。ホテルには激しいテロの傷跡が生々しく刻まれているが、緊張感は解け、笑顔を見せる兵士や警察官の姿も見られた。

 地元の報道によると、今回のテロには、国際テロ組織「アルカイダ」との関係が指摘されるパキスタンのテロ組織「ラシュカレトイバ」の関与が濃厚だという。拘束されたテロリストの一人は「パキスタンでテロ組織から、専門の訓練やイスラム教徒が迫害されるビデオを見せられるなどの思想教育を受けた」と話しているという。05年にイギリス・ロンドンで起きた地下鉄同時爆破事件などの犯人と同じく、社会や自分の境遇に不満を持つ若者がスカウトされ、テロリストになるという構図が、今回もあったといえそうだ。



 インド・ムンバイで起きた同時多発テロは、イスラム過激派による犯行とみられている。大勢のイスラム教徒が貧しい生活から抜け出せず、不満を強めているムンバイの現状を勝田真司記者が取材した。

 ムンバイ中心部では先月30日、大勢の市民が集まり、殉職した警察官の追悼集会が行われた。追悼集会では、宗教が混在するインドの現状を示すように、様々な宗教の聖職者が順番に祈りと追悼の言葉をささげた。テロがイスラム過激派による犯行とみられる中、集会にはイスラム教の聖職者も参加した。

 追悼集会は、宗教間の融和と団結を意識して行われた。しかし、インドでは、宗教に根ざした対立に加え、経済成長の中で広がる貧富の格差も対立を強める要因となっている。インド経済の中心地・ムンバイでも、大勢のイスラム教徒が“スラム”と呼ばれる貧しい地域での生活を強いられている。

 スラム街に住むイスラム教徒の一人は「テロが起きる度に、政治家らはイスラム教徒のせいだという」と話す。テロの最中には、犯人の一人が「インドのイスラム教徒は虐げられてはならない」と主張したとされている。

 経済成長の恩恵を宗教の隔てなく、広く行き渡らせることができるかは、インドが今後、宗教間の融和を進められるかの鍵の一つと言える。



 インド・ムンバイで起きた同時多発テロで、犯人グループの一人が、パキスタンのイスラム過激派から訓練を受けたことを供述していることなどから、インド国内ではパキスタンへの反発が強まっている。

 テロリストが最後まで抵抗を続けたタージマハルホテルでは、30日も市民がロウソクに火をともしたり、花をささげたりして犠牲者を弔う姿が見られた。

 テロには、パキスタンのイスラム過激派「ラシュカレトイバ」が関与した疑いが強まっており、市民の中にはパキスタンへの反発も強まっている。地元メディアによると、逮捕された実行犯の21歳の男は、「仲間は全員が同じパキスタンにあるキャンプで、ラシュカレトイバのメンバーから訓練を受けた」と供述している。男はさらに、仲間が事前にホテルの部屋にチェックインして爆弾などを運び込んでいたことや、パキスタン・カラチにあるラシュカレトイバの建物で武器を受け取り、船で移動したことなどを供述しているという。

 テロは、アシュカレトイバの関与の下、周到な準備の上で進められた疑いが強まっている。



 インド・ムンバイで起きた同時多発テロで、武装勢力が抵抗を続けていたタージマハルホテルが29日午前に制圧された。これで、武装勢力が立てこもっていたすべての施設が制圧されたとみられる。

 襲撃を受けたタージマハルホテルでは、武装勢力が人質を取り、抵抗を続けていた。29日早朝も銃声が響くなど治安当局の鎮圧作戦が進められていたが、29日午前8時過ぎ、地元警察の高官が地元テレビに対し、「タージマハルホテルの鎮圧作戦は終わった」と語った。ロイター通信によると、治安当局はメンバー3人を射殺、今後もホテル内の捜索を続けるという。

 テロの犠牲者はこれまでに160人以上に上るが、治安当局が制圧したユダヤ教の関連施設で次々と遺体が見つかるなど、死者の数はさらに増える可能性がある。
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 河村官房長官は27日の記者会見で、インド西部のムンバイで発生した同時多発テロに関連し、2つのホテル内に日本人計10人が足止めになっていることを明らかにした。河村長官は「ホテルに一緒にテロ(テロリスト)もいるから動きが取れない状況だ。ただ、安全状態にはあるということだ」と語った。

 河村長官によると、ムンバイ市内のオベロイホテルで7人、タージマハルホテルでは日本料理店のシェフも含めて3人が、逃げられずにとどまっている。ただ、人質にはされていないという。ムンバイ市内には268人の在留邦人がいて、そのうち232人の安全は確認できたとしている。



【ニューデリー27日時事】インド西部の都市ムンバイで起きた同時多発テロで、治安部隊は27日、
武装グループが立てこもった繁華街の高級ホテルで人質の救出作戦を展開した。
地元マハラシュトラ州警察幹部は現地のテレビに対し、タージ・マハル・ホテルの人質が
「全員救出された」と言明。ただ、もう一つのトライデント・ホテルでは宿泊客らが依然人質に
取られているとみられ、現場周辺は緊迫した空気に包まれている。

日本政府筋は、邦人8人が武装グループの立てこもる2つのホテルから脱出できない状態にあると明らかにした。
また、日本外務省はムンバイ総領事館が把握する在留邦人268人と出張者28人全員の無事を確認したと発表した。

ホテルに立てこもっている男の1人は同日、地元テレビに電話で「デカン・ムジャヒディン」という
組織に属しているとした上で、「インドで逮捕されたムジャヒディン(イスラム聖戦士)
全員を釈放」するよう要求した。

これより先、同名の組織を名乗る犯行声明が複数の報道機関に電子メールで送られており、
事件はイスラム過激派の犯行である可能性が濃厚となっている。男はテレビに対し、グループは7人だと述べた。

AFP通信などによると、人質には外国人も含まれ、
これ以外にホテルに閉じ込められた人もいるもようだが、
人数は明らかでない。武装集団は2つのホテル以外に複合ビルも占拠しており、
同ビルに入居するユダヤ教関連施設の聖職者が人質となっているという。

今回の事件で日本人男性1人が犠牲になっており、ロイター通信によると、
死者はこれまでに少なくとも101人に上った。(2008/11/27-20:34) 時事通信社



 【ニューデリー27日時事】インドのシン首相は27日、国民向けにテレビ演説を行い、死者100人以上を出した西部ムンバイでの同時テロについて、「周到に計画され、うまく仕組まれた攻撃」であり、「国外に拠点を置くグループ」による犯行との見方を示した。
 シン首相は「注意を引く標的を選び、無差別に外国人を殺害することで、恐怖感を引き起こす意図があった」と指摘。「国外に拠点を置く実行犯がわが国の商都ムンバイに、大惨事をもたらそうという決意でやって来たのは明白だ」と述べた。(2008/11/27-21:45)時事通信社



 【ニューデリー27日時事】インド西部の都市ムンバイで起きた同時多発テロで、治安部隊は27日、武装グループが立てこもった繁華街の高級ホテルで人質の救出作戦を展開した。地元マハラシュトラ州警察幹部は現地のテレビに対し、タージ・マハル・ホテルの人質について「全員救出された。ただ、部屋には宿泊客がいる」と言明。もう一つのトライデント・ホテルでは宿泊客らが依然人質に取られているとみられ、銃撃音が響くなど現場周辺は緊迫した空気に包まれている。
 日本政府筋は、邦人8人が武装グループの立てこもる2つのホテルから脱出できない状態にあると明らかにした。また、日本外務省はムンバイ総領事館が把握する在留邦人268人と出張者28人全員の無事を確認したと発表した。
 犯行グループの男1人は同日、ホテル内から電話で地元テレビに「デカン・ムジャヒディン」という組織に属しているとした上で、「インドで逮捕されたムジャヒディン(イスラム聖戦士)全員を釈放」するよう要求した。
 シン首相はテレビ演説し、「周到に計画され、うまく仕組まれた攻撃だ」と指摘するとともに、国外に拠点を置くグループによる犯行との見方を示した。
 AFP通信などによると、人質には外国人も含まれ、トライデント・ホテルには約200人の宿泊客らが閉じ込められているもよう。武装集団は2つのホテル以外に複合ビルも占拠しており、同ビルに入居するユダヤ教関連施設の聖職者が人質となっているという。
 今回の事件で日本人男性1人が犠牲になっており、米CNNテレビによると、死者はこれまでに少なくとも125人、負傷者は327人に上った。(2008/11/28-00:24)時事通信社


インド西部の都市ムンバイで起きた同時多発テロ事件で、警視庁は27日、死亡した三井丸紅液化ガス社員津田尚志さん(38)について、刑法の国外犯規定を適用し、殺人容疑で捜査する方針を固めた。(2008/11/28-01:06)時事通信社


 【ムンバイ27日共同】インド経済の中心都市、西部ムンバイの高級ホテルなど10カ所がイスラム過激派とみられる武装グループにほぼ同時に襲撃され日本人2人を含む多数が死傷した同時テロで、インド治安部隊は27日、外国人客らを人質にし2つのホテルに立てこもった犯行グループの制圧と人質解放に向けた作戦を展開した。トライデントホテルでは50人余りの特殊部隊が集結し、突入を控え緊張が高まっている。

 インドのPTI通信によると、死者は125人、負傷者は327人になった。

 両ホテルでは断続的に爆発音や銃声がひびいており、散発的な戦闘が行われているもようだ。客の一部は救出されたが何人が内部にいるのか確実な情報はない。河村建夫官房長官は同日夕、トライデントホテルに7人、タージマハルホテルに3人の日本人が滞在していると明らかにした。人質ではなく安全な状態だが、危険回避のためホテルの外に出られないという。

 外務省は27日午後、現地に住む日本人268人全員と、現地出張が把握された30人のうち死傷した2人を除く28人の無事を確認したと発表した。

 ロイター通信によると、地元マハラシュトラ州警察幹部は、トライデントには人質がおり、慎重に作戦を進めていると説明。ロイターによると、同ホテルには100人以上が部屋などに取り残されており、20-30人が人質になっているもよう。犯行グループは10-12人とみられる。

 犯行グループは2つの高級ホテルのほか、国鉄駅、レストラン、ユダヤ教施設、2つの病院などを襲撃した。



【ムンバイ=永田和男】小銃や手投げ弾で武装した犯行グループの襲撃を受けたムンバイ。事件発生から一夜明けた27日、日本人男性1人が銃撃により死亡したトライデントホテルでは、軍部隊が建物に突入、流血の制圧作戦を展開した。

 地元テレビなどの報道によると、犯行グループは26日夜、同ホテルのロビーに侵入して銃を乱射。宿泊客が銃弾を受けて倒れ、フロアは血まみれになった。レストランでは20歳代前半とみられる犯人の男が、「おまえはアメリカ人か」などと叫んで客を尋問、人質として連れ去ろうとした。

 現場周辺は、映画のロケにも使われる観光スポットだが、警察当局が非常線を張って立ち入りを禁止した。数百人の市民が遠巻きに見守り、ホテルから爆発音が聞こえると、一斉に後ずさりしてどよめいた。「人質が裏窓から投げ落とされたらしい」などのうわさも飛び交っている。

 一方、もう一つの標的となったタージマハールホテルでは、英国人女性が約7時間ぶりに救出された。地元メディアによると、女性は事件当時、友人とレストランで食事中で、銃声が聞こえたため、ほかの客と床に伏せて救出を待ったが、水道管が破裂してレストランの床は水浸しとなった。その後、女性は兵士らに助け出され、「水の中で待っていた。怖かった」と語った。

 同ホテルは上層階が炎上、消防隊がはしご車を使って宿泊客を救出した。建物から遺体が運び出され、脱出した宿泊客は救急車に乗せられ病院に向かった。

 ムンバイでは27日、商店や会社が臨時休業し、普段は渋滞の激しい大通りも車の通行が減って静まりかえり、ゴーストタウンと化している。近所の女子大に通うディバンシさん(19)は「テロリストが町中にまだ潜んでいるかと思うと怖い」とおびえていた。




 河村官房長官は28日午前の記者会見で、インド・ムンバイ市内で発生した同時テロ事件に関し、「ムンバイの病院を(日本の)総領事館員が探索したが、邦人被害者が収容されているとの情報には接していない」と述べ、新たな日本人被害者は出ていないとの見方を示した。

 これに関連して、政府筋は28日昼、タージマハールホテルについて、「インド治安当局がすでに制圧した模様だ。中にいた日本人も安全な場所に避難したとの情報があり、確認中だ」と述べた。



【ムンバイ(インド西部)=永田和男】インド西部ムンバイで発生した同時テロで、同国警察と軍特殊部隊は27日深夜(日本時間28日未明)、犯行グループが人質を取って立てこもった高級ホテル2か所の制圧作戦を進めた。

 当局は同日、タージマハールホテルで犯人3人を射殺し、ほぼ制圧したと発表した。犯行グループの残党2~3人が抵抗している模様だ。

 トライデントホテルでも占拠が続いており、28日午前現在、警察や軍が包囲している。20~30人とされる人質の安否は不明で、日本人数人を含む宿泊客ら約100人も外に出られない状態が続いている。

 タージマハールホテルについては、地元マハラシュトラ州の当局者が同日未明、いったんは「完全制圧」を宣言していた。建物内では、宿泊客ら数人の遺体が新たに見つかった。

 米CNNによると、27日夜までに死者数は125人に達したが、さらに増えそうだ。

 犯行グループは、ユダヤ教関連施設にも立てこもっており、28日朝には、ヘリコプターから特殊部隊が建物屋上に降下。犯行グループへの銃撃を始め、制圧に乗り出した。

 インドの地元紙は、これまでに拘束された犯人のうち3人がパキスタン人で、カシミール地方の分離独立闘争を展開するイスラム過激派組織「ラシュカレ・タイバ」のメンバーであると自供したと伝えた。警察当局は、犯行グループが26日に商船でパキスタン南部カラチを出航し、ムンバイ沖で小型ボートに乗り換えてテロ現場付近に上陸したものとみているという。上陸地点と思われる沿岸では、爆発物も見つかっている。




 【ムンバイ28日共同】AP通信によると、インド西部の経済中心地ムンバイで多数が死傷した同時テロで、地元マハラシュトラ州当局者は27日深夜(日本時間28日未明)、タージマハルホテルで最後まで抵抗を続けたイスラム過激派3人を殺害、ホテルでの占拠は終わり完全制圧したと明らかにした。PTI通信によると、死者は127人となった。

 武装グループの立てこもっていたトライデントホテルで28日、日本人を含む宿泊客の脱出が始まった。

 PTIによると、治安当局はタージマハルホテルで27日夜、パキスタン国籍の過激派3人を拘束。パキスタンに拠点を置き、国際テロ組織アルカイダにつながるイスラム過激派「ラシュカレトイバ」のメンバーという。

 一方、武装グループの立てこもりが続くトライデントホテルでは28日も包囲する警察や軍の治安部隊が対峙(たいじ)。当局のヘリコプターが上空を旋回するなど緊張が続いた。ホテル内の20-30人とされる人質の安否は依然不明。ホテルでは、日本人を含む100人以上が、人質に取られてはいないが外に出られない状態となっている。

 27日夜には防弾チョッキと手りゅう弾などを身につけた特殊部隊員ら約50人がホテル近くに集結、人質救出のための突入作戦に備えた。

 河村建夫官房長官は28日午前の記者会見で「病院を調べた結果、邦人の負傷者はいなかった」とした。ホテル内に日本人が滞在しているとの情報があることについては「安全上コメントしない」と話した。続きを読む

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