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2008年07月

 インターネットの掲示板に東京・中野での殺人予告を書き込んだとして、警視庁捜査1課と中野署は25日までに、偽計業務妨害の疑いで、さいたま市北区宮原町、フリーター大山光容疑者(22)を逮捕した。容疑を認め、「犯行予告騒ぎが面白く、面白半分で書き込んだ」と供述しているという

 調べによると、同容疑者は6月24日午後8時35分ごろ、電車内で携帯電話を使い、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」に「毎日に疲れたから、車で突撃する」「第2の秋葉原と言われる中野にする」と書き込み、中野署員を警備に当たらせ、同署の業務を妨害した疑い。 

 女性2人が死傷した東京都八王子市の京王八王子駅ビル殺傷事件で、菅野昭一容疑者(33)が警視庁捜査1課と八王子署の調べに「数日前から旅館などを転々とし、前日夜は自宅に泊まった」と供述していることが24日、分かった。

 同容疑者は「視野に入った人を刺した」とも説明。捜査1課は不満を募らせた末に無差別殺人を決意した経緯を追及している。

 調べによると、菅野容疑者は22日午後9時36分ごろ、同ビル9階の書店で、包丁でアルバイト店員斉木愛さん(22)の左胸を一突きして殺害。女性客(21)の腕などを切って負傷させた。

 同容疑者は「職場の人間関係に不満が募り、2、3日前からむしゃくしゃした。親に相談したが相手にされなかった。大事件を起こせば名前がマスコミに出ると思った。両親を困らせようと思った」と供述。続発する通り魔事件を参考に思い立ったという。 


 東京都八王子市の駅ビルで起きた無差別殺傷事件で犠牲となった中央大文学部4年、斉木愛(まな)さん(22)=同市打越町=の通夜が24日夜、実家のある宇都宮市内の斎場で営まれた。

 友人や同級生らが次々と訪れ、午後7時に通夜が始まると、空模様は一転して激しい雷雨となった。

 中学時代の合唱部の後輩だったという女性は「何でもできる先輩だった。事件を知った時、同姓同名の別人であってほしいと思った。どうしてこんなことになったのか」と言葉を詰まらせた。中学で同級生だったという男性は「愛さんは頭が良く、とても気さくな子だった。あまりにも理不尽な事件で、犯人を許せない」と話した。【吉村周平】


東京都八王子市の駅ビルの書店で女性2人が殺傷された事件で、警視庁に殺人未遂容疑で逮捕された会社員菅野(かんの)昭一容疑者(33)が、2人を狙った理由について、「たまたま視界に入った人を刺した」と供述していることがわかった。

 同庁幹部によると、菅野容疑者は事件の数時間前の今月22日夕、現場近くで包丁を購入後、午後8時半ごろから同書店や駅ビル内の別の店の中をうろついていたと供述。死亡したアルバイト店員で中央大学4年の斉木愛(まな)さん(22)と重傷を負った女子大学生(21)はすぐ近くに立っており、菅野容疑者は同9時半ごろ、斉木さん、女子大学生の順で次々に襲いかかったという。

 一方、菅野容疑者は事件の1週間前の今月15日ごろ、自宅を飛び出し、八王子市内の簡易宿泊所などを転々とし、事件前日の21日になって自宅に戻っていたことが分かった。

 自宅を飛び出した理由について、菅野容疑者は「仕事や職場の人間関係について両親に相談しようとしたが、相手にされなかったから」と供述しているという。

 東京都八王子市の京王八王子駅ビルのショッピングセンター(SC)で起きた無差別殺傷事件から一夜明けた23日、SC前に設けられた献花台には、凶刃の犠牲となったアルバイト店員、斉木愛(まな)さん(22)=中央大4年=をしのび、手を合わせる人たちが深夜まで途切れることはなかった。【堀智行、神澤龍二】

 <遅くにごめんね。今ニュースで京八の駅ビル本屋で殺人事件があったって!まなちゃんは大丈夫!?年頃も同じだから心配で!元気だよね!?>

 パート従業員、小畑昌美さん(45)=東京都日野市=は22日午後11時すぎ、斉木さんに携帯電話でメールを送信した。テレビが八王子の事件を伝えていた。現場は「啓文堂書店」。斉木さんのバイト先で、年齢も同じことが気になった。しかし、返事はこなかった。布団に入っても寝付けなかった。

 朝6時のニュースで亡くなった女性が斉木さんだと知った。「許せない。殺してやりたい」。献花台を訪れた小畑さんは泣きながら花を手向けた。

 小畑さんは、2年前まで約半年間、日野市のクリーニング店で斉木さんと一緒に働いた。伝票の整理や接客の覚えが早い。ミスも少なかった。人懐こい性格。仲間から「まなちゃん」と呼ばれ、かわいがられた。当時は大学1年生。「地方から出てきたばかりで心細いんです」。そう話していたが、大学生活は楽しそうだった。啓文堂書店のバイトを始めたのを機に、クリーニング店を辞めた。「本が好き」。うれしそうに話していた。

 現場近くに住む会社員の女性(35)は昨年秋、中学2年生だった長女(14)が啓文堂書店で職場体験をしたときのことを忘れない。

 担当が斉木さんとみられる学生だった。ニコニコしながら、本の整理やお客さんへのあいさつを優しく教えてくれた。本が好きだからと書店を選んだ長女は、いい思い出ができたとますます読書好きになった。

 以来、長女が本を買うのは啓文堂になった。22日の夕方も参考書を買って帰ってきた。数時間後、事件は起きた。女性は「長女は大きなショックを受けて、この場所に来られない。だから私が来ました」と手を合わせた。


 東京都八王子市で起きた無差別殺傷事件で犠牲となった斉木愛さんの遺体は23日午後、宇都宮市内実家に帰った。近所の人によると、斉木さんは母と兄、姉の4人家族。知り合いの女性は「あいさつのできる礼儀正しい子だった。何であんなかわいい子が殺されなければならないの」と話した。別の女性(47)も「小学校のころ、下級生の面倒を見てくれる子だった。容疑者が許せない」と怒りをあらわにした。

 「痛かったろうな。びっくりしたろうな……」「自分にも娘がいる。親御さんは言い表せない気持ちだろう」。宇都宮市立陽東中で斉木さんの2、3年時の担任だった男性教諭(49)は、教え子の死をまだ信じられない様子。「容疑者には憎しみを感じる。『誰でもよかった』というのは、あまりにも身勝手」と憤った。

 学校関係者によると、斉木さんは小学生時代、合奏部に所属。小学校卒業文集には、成績上位校しか出場できない中央大会の合奏祭(中央祭)への進出を逃した時の思い出をつづっていた。「やっぱり中央祭に行きたい。けれども、そのことよりも、自分がまず、やれるだけやって、自分で満足がいくように努力することだと思う」。この文集に将来の夢を「ガーデニングデザイナーになって、庭をきれいに色どりたい」(原文のまま)と書いていた。

 斉木さんは進学校として知られる栃木県立宇都宮中央女子高に進学。同校の小野敏夫教頭は「責任感が強く、信頼できる人柄。学業も優秀だった」と、突然の死を悼んだ。【吉村周平、松崎真理、山下俊輔】


 東京都八王子市の京王八王子駅ビルの書店で起きた刺殺事件で、京王電鉄は23日夜、事件現場の「啓文堂書店」を報道陣に公開した。亡くなった斉木愛さんは雑誌コーナーの本棚と本棚の間の通路(幅約1.5メートル)に倒れていたという。周辺の雑誌や通路には血痕が飛び散っていた。

 女性客(21)は刺された後、エスカレーターで10階に上り飲食店店長に助けられた。

 約70店舗が入る同ビルは23日は全館休館としたが、24日は書店が開店・閉店時間を1時間ずつ短縮するほかは、通常通り営業する。【山本太一】


「信じられない」。被害者の女性のアパートの住民は、そう言って絶句した。

 被害者の女性は中央大学入学当時から東京都八王子市内越町にある1K(家賃4万円)のアパートに住んでいた。

 同じアパートに住む女性会社員(41)は、ボーイッシュでジーパンの似合うおしゃれとの印象を持っていた。「細身で小柄。会えば必ずあいさつをする明るい女性でした。アパートの住民で食事に行くほど、みんな仲がよかったのに…」と話した。

 昨夜はショックで一睡もしていないという大家の妻は「面倒見のいい娘さんでした」とだけ答えた。

 被害者の女性は書店に入ってすぐ左側の本棚で本を整理していて不意に襲われ、尊い命を奪われた。

 容疑者は事件後、文化包丁を現場に残して逃走、現場の駅ビルから約400メートル離れたJR八王子駅前にある交番前で取り押さえられていた。

 目撃者らによると、事件後に犯人らしい男が交番前にいるという情報があり、無線などで聞いた数人の警察官が「あっちだ、あっち」と交番方向へ走った。容疑者は「八王子駅北口交番」で不審者尋問に「私がやりました」と答え、取り押さえられた。

 四方を警察官に囲まれたまま自分で歩き、うつむいて無言のままパトカーに乗せられたという。

 居合わせた男子大学生(20)によると、駅ビル前で待ち合わせをしていると、パトカーや救急車が集まってきて、ビル入り口が封鎖された。直後、心臓マッサージを受けながら、担架で運び出される若い女性の姿を目撃。女性は真っ白な顔をしていたという。

 JR八王子駅前の書店前にいた女性会社員(29)はパトカー5、6台がサイレンを鳴らしながら、集まってくるのを目撃。駅前の交番付近に警官が集まり、騒然とした雰囲気となった。女性は「怖い」とおびえたように話した。


東京・八王子市の通り魔事件で殺人未遂容疑で逮捕された容疑者(33)が勤めていた東京都八王子市の板金加工会社は、凶悪な犯行とまじめな勤務態度のギャップにショックを隠し切れなかった。

 容疑者は今年4月初旬、新聞折り込みの「月収18万円」という求人広告を見て直接会社を訪問。面接では、「ずっと派遣で組み立てをやってきた。製造やモノを作ることが大好き」などと話し、複数の地元工場勤務の履歴書を提出。5月の連休明けから、正社員になることを前提に1カ月間の試用で働き始めた。

 昼休みに同僚らと昼食をとるなど、順調に職場に馴染んでいたが、出社わずか7日目で金属の板を織り込む機械に右手を挟み、人差し指、中指、薬指を骨折。警察と消防が出動する大騒ぎの末、市内の整形外科に2週間入院した。

 同行した労務担当者は、病院で父親から「(息子が)家では『オレはこういう仕事にむいている』と話しているので、どうぞよろしくお願いします」と頭を下げられたという。

 容疑者自身も、見舞いに訪れた知り合って間もない同僚に対し、「迷惑をかけて申し訳ない。早く復帰したい。寝返りを打つと指が痛むんです」と気さくに話していた。その同僚も「勤務態度は非常にまじめで、あいさつもしっかりしていた。談笑もしていた」と話している。

 退院後、容疑者は自宅療養のかたわら、今月初旬と17日の2度も会社を訪れ、リハビリの経過や労災手続きなどを報告。労務担当者に「ぜひ、この仕事を続けたいと思っている」と話していたという。

 担当者が、軽作業ならばいつでも復職できると伝えると、容疑者は「9月から復帰できる」と返答し、了承したという。社長からも「正社員となることを前提に戻ってきてほしい」と伝えられており、今週中に再度、経過報告に訪れることを約束して別れたのが最後となった。

 容疑者が勤めていた会社は資本金500万円の有限会社で、従業員約20人の中小企業。主に航空機用精密板金、機内用カートの組立、部品組立、溶接全般、機械加工などを行っている。仕事は板金、機械加工、溶接、組み立てが4本柱で、多数の工作機械などを備えている。

 民間調査会社によれば、ここ数年の売上げは横ばいで、2008年2月期決算の売上高は2億1500万円。


被害者の斉木愛さんは名門の宇都宮中央女子高から文学部史学科西洋史学専攻に入学し、ヨーロッパ中世史を学んでいた。卒論指導をしていた杉崎泰一郎教授は「大変活発で、ゼミではよい発表をし、素晴らしい卒論の準備をしていたところでした」と若い死を悼んだ。

 自らの発表に力を入れただけでなく、他の学生の発表のときには必ず手をあげてハキハキと質問し、ときおり笑いまで誘った。ゼミを受講する席は、いつも一番前だった。

 「ゼミが活発になる原動力でした」

 卒論では伝説上の動物・一角獣について研究していた。アジアからどのように欧州へ伝わったのか明らかにするもので、「非常に独創的で、空想力も豊かでした」と、杉崎教授も完成を楽しみにしていた。

 最後に会ったのは6月中旬。卒論の指導で、斉木さんは「順調に進んでいますが、行き詰まった部分があるので、他の学部の先生を紹介していただけませんか」と願い出て、積極的に他学部の教授にも話を聞きに行った。

 杉崎教授は23日、八王子署で母親ら遺族と対面した。ゼミで積極的に学んでいたことを伝えると、母親は毅然とした様子で、「お世話になりました」と頭を下げたという。

 また、斉木さんと同じアパートに住む女性会社員(41)は、ボーイッシュでジーパンの似合うおしゃれとの印象を持っていた。昨年、一緒に食事をした際、斉木さんは「音楽が好き。ロックを聴く」と話していたという。アパート管理人の女性は「就職の内定も一つ出ていたのに」と声を詰まらせた。

 何ら落ち度のない人々に刃が向けられる無差別殺傷事件が、今年に入って続発している。なぜ「悪夢」は繰り返されるのか。仕事絡みの不満、社会への責任転嫁…。複数の専門家は東京・八王子で女性2人を殺傷した菅野昭一容疑者(33)について、東京・秋葉原の連続殺傷事件を起こした加藤智大(ともひろ)容疑者(25)との“共通項”を指摘した。

【写真で見る】八王子通り魔事件の現場

 新潟青陵大学の碓井真史教授(臨床心理学)は、これまでに無差別殺傷事件を起こした容疑者について「いまにも割れそうにパンパンに膨れあがった風船」と表現する。「ストレスがたまり、ちょっとしたことで爆発する」状態を指す。その上で「菅野容疑者と加藤容疑者の境遇は似ている」とする。

 派遣社員だった加藤容疑者は職場への不満を募らせた結果、「つなぎがない」という些細(ささい)な理由をきっかけに凶行に及んだ。試用期間の菅野容疑者は「仕事がうまくいかず、むしゃくしゃしていた」と供述した。碓井教授は「収入が安定せず、将来の不安からストレスを募らせたことも考えられる」と予測する。

 「仕事のことで家族とトラブルになった」と供述した菅野容疑者。一方の家族は「相談はなかった」と話し、食い違っている。碓井教授は「本人が思っているような親切な対応でなかったとか、身勝手な思いこみが原因では」と分析。「まるで思春期の子供のような悩みで、33歳にもなって極めて未成熟。フリーター生活が長かったようだが、彼は本当の意味での社会に出ていなかったのではないか」と述べた。

 ジャーナリストの大谷昭宏さんも、菅野容疑者の供述などから秋葉原事件との類似性を指摘した上で「自分がうまくいかない理由を社会に転嫁しており、身勝手で甘ったれている」と甘え型の犯行と断じた。

 また、元検事で旧総理府青少年対策本部参事官も務めた田代則春弁護士は「将来に不安を感じ、自暴自棄になる一方、目立ちたいという意識から秋葉原の事件を模倣したのではないか」と指摘。実際、菅野容疑者は「大きな事件を起こせば、自分の名前がマスコミに出るようになると思った」と話しており、携帯サイトに「やりたいこと…殺人 夢…ワイドショー独占」と書いた加藤容疑者と同じ感覚といえる。


 福田康夫首相は23日夜、東京都八王子市で女性2人が死傷された事件について、首相官邸で記者団に「社会的な背景が何かあるのか、よく調べなければいけない」と述べ、原因などを調査する必要があるとの考えを示した。

 首相は「安心できない世の中になりつつあるのかなと心配している。深刻な問題であり、対応をしっかりしていかなければいけない」と語った。 


 東京都八王子市の京王八王子駅ビルの書店で女性2人が刺されて死傷した通り魔事件で、殺人未遂の疑いで逮捕された八王子市の会社員、菅野昭一容疑者(33)が、警視庁捜査1課と八王子署の調べに「仕事のことで家族とトラブルになり、とっさに無差別に人を殺そうと決意した」と供述していることが23日、分かった。

 捜査1課などは、家族とのトラブルが引き金になり、菅野容疑者が通り魔の犯行を決意したとみて、殺人容疑に切り替え詳しい経緯を調べる。

 家族とのトラブルを供述していることについて、父親(69)は「SOSはなかった。相談なんかなかった」と話しており、捜査1課などは慎重に動機を調べる方針。

 調べでは、菅野容疑者は22日午後9時40分ごろ、書店で働いていたアルバイト店員の中央大4年斉木愛(まな)さん(22)=宇都宮市出身、八王子市打越町=の左胸を、持ってきた文化包丁で1回、刺した疑い。失血死とみられる。近くにいた女性客で大学生の原田夏希さん(21)も胸を刺されるなどして負傷した。命に別条はないという。

 菅野容疑者は現場近くのスーパーで包丁を買い、犯行後はビルのエレベーター内に捨て、診察券などが入った黒いリュックサックを書店内に残していた。

 菅野容疑者は犯行の約30分後、現場から約400メートル離れたJR八王子駅近くの交番前を歩いていたのを警察官が職務質問して取り押さえた。菅野容疑者は「本屋で人を刺した」と認め、交番で逮捕された。

 警視庁は当初、斉木さんの名前を「斎木」と、学年を「3年」と発表したが、訂正した。


 東京都八王子市の京王八王子駅ビルで女性2人が刺されて死傷した事件で、逮捕された会社員菅野昭一容疑者(33)の父親(69)が23日、同市内の自宅で報道陣の取材に応じ、「気が小さくて事件を起こすような人間じゃない。本当に申し訳ないことをしてしまった。亡くなられた方にはご冥福をお祈り申し上げます」と謝罪した。

 片手にハンカチを握り締めた父親は「息子は1週間に1回とか来ないときは1カ月ぐらい来ない。どこにいるか教えてくれなかった」と話し、事件を起こした原因については「分からない」を連発。困惑した表情を見せた。

 自宅は八王子市の中心部から外れた住宅街の一角。平屋の玄関で取材に応じた父親は、「妻も息子からの相談はあまりなかったと言っていた。妻はショックで寝込んでしまった」と話し、事件については何度も「びっくりした」と繰り返すのみで、事態がよく飲み込めていない様子だった。


 東京都八王子市の京王八王子駅ビルで女性2人が刺されて死傷した事件で、逮捕された会社員、菅野昭一容疑者(33)の父親(69)が23日、同市内の自宅で報道陣の取材に応じ、「気が小さくて事件を起こすような人間じゃない。本当に申し訳ないことをしてしまった。亡くなられた方にはご冥福をお祈り申し上げます」と謝罪した。

 片手にハンカチを握り締めた父親は「息子は1週間に1回とか来ないときは1カ月ぐらい来ない。どこにいるか教えてくれなかった」と話し、事件を起こした原因については「分からない」を連発。困惑した表情を見せた。

 自宅の玄関で取材に応じた父親は、「妻も息子からの相談はあまりなかったと言っていた。妻はショックで寝込んでしまった」と話し、事件については何度も「びっくりした」と繰り返すのみで、事態がよく飲み込めていない様子だった。(共同)


 京王八王子駅ビルで女性二人が刺されて死傷した事件で、逮捕された菅野昭一
かんの・しょういち
容疑者(33)は、家には寄りつかず、両親ともほとんど接触がなかったという。父親(69)は「内向的な性格。気が小さく、学生時代はおとなしかった。切れるようなことや暴れたりすることはなく、びっくりしている」と話した。

 父親によると、菅野容疑者は数年前には女性と生活していたが、父親は住んでいた場所も知らなかったとしており、親子の会話として「どこにいるの」と聞いても「うーん」と言う程度だった。

 菅野容疑者が二十五歳くらいの時から、家にはたまに戻るという生活。最近では一週間ほど前に荷物を取りに来たが、すぐにいなくなった。

 高校を中退後、フリーター生活だったというが、現在は八王子市内の製作所に勤務。右手の指をけがして休んでいたが「治ったらまた働く。そのうち正社員になるんだ」とも話していたという。

 父親は「秋葉原の事件を知って『自分でもやろう』なんて考えることはない」と話した。


 京王八王子駅ビルで刺殺された中央大4年生の斉木愛さん(22)は宇都宮市出身で高校時代を知る関係者は「指導するところが見当たらないほど優秀な生徒」。中央大進学後も歴史を学び「約15人のゼミのまとめ役で、活発な学生だった」という。突然若い命を奪われ、関係者は23日、怒りに体を震わせた。

 斉木さんは2001年3月、宇都宮市立中を卒業し、進学校で知られる県立宇都宮中央女子高に進学、1年生のときに英語学習係、2年生では保健委員、3年生になると生徒の出欠などに関する統計委員を務めた。

 大学によると、斉木さんは文学部史学科西洋史学専攻。3年生からゼミに所属し、ヨーロッパ中世史の勉強をしていた。卒業後は就職希望だったが、内定状況は把握していないという。


 東京都八王子市の京王八王子駅ビル9階の「啓文堂書店京王八王子店」で22日夜、店内に入ってきた男に女性2人が包丁で襲われ、1人が死亡、1人が負傷した事件で、警視庁に殺人未遂容疑で逮捕された会社員菅野(かんの)昭一容疑者(33)が今年5月、同市内の金属部品製造会社で正社員への採用を前提に働き始めた直後、機械で指を骨折し、長期間の休職を余儀なくされていたことがわかった。

 菅野容疑者は「仕事がうまくいかず、ムシャクシャしてやった」などと供述していることから、同庁は容疑を殺人に切り替え、動機との関連を調べている。

 勤務先の金属部品製造会社によると、菅野容疑者は5月8日から約1か月後に正社員となる約束で「社員試用」として働き出したが、同15日に工作機械に右手の指3本を挟まれて骨折。同月末まで入院した後は自宅で療養し、9月に職場復帰の予定だった。採用時の面接では「これまで派遣社員として部品の組み立て作業などをやってきた。モノ作りが好き」などと話し、同社専務(30)は「仕事を巡るトラブルはなく、不満も聞いていない」としている。

 同庁幹部によると、菅野容疑者は22日午後9時30分ごろ、書店の本棚を整理していたアルバイト店員で、中央大学文学部4年の斉木愛(まな)さん(22)に無言で近づいて包丁で左胸を一突きして殺害し、近くにいた女子大生(21)の右胸も包丁で切りつけたという。

 店の前にあるエレベーター内には凶器の包丁(刃渡り約15センチ)が落ちており、売り場には、菅野容疑者の名前が記された病院の診察券などが入った黒いリュックサックが残っていた。犯行後、菅野容疑者はエレベーターを利用して屋外に出て、JR八王子駅方面に歩いて向かったとみられる。菅野容疑者は「直前に現場近くの店で包丁を買った」とも供述。同署で当日の足取りなどを捜査している。

 同庁関係者によると、菅野容疑者は一夜明けた23日朝、拘置先の八王子署内で発作を起こし、救急車で病院に搬送されたという。


 東京都八王子市の京王八王子駅ビル九階の書店で女性二人が殺傷された事件で、殺人未遂の疑いで逮捕された菅野昭一容疑者(33)は、ビルのエレベーターを使って逃走した疑いが強いことが二十三日、警視庁捜査一課と八王子署の調べで分かった。

 菅野容疑者は事件前に、ビルから約四百メートル離れたスーパーで凶器の文化包丁を購入したと供述。捜査一課などは、事件前後の菅野容疑者の行動を捜査している。

 調べでは、二十二日午後九時四十分ごろ、菅野容疑者は書店で働いていたアルバイト店員の中央大四年・斉木愛さん(22)と女性客(21)を包丁で相次いで刺した。その後、エレベーターを使って逃走。包丁はビルのエレベーター内に落ちているのが見つかった。


 二十二日午後九時四十分ごろ、東京都八王子市明神町、京王八王子駅ビル九階の啓文堂書店京王八王子店で、刃物を持った男が、アルバイト店員の中央大四年・斉木愛さん(22)=八王子市打越町=を刺して逃げた。

 斉木さんは左胸を刺されており間もなく死亡。失血死とみられる。近くにいた女性客で大学生・原田夏希さん(21)も胸を刺され負傷したが、命に別条はないという。

 約三十分後、八王子署員が現場から約四百メートル先のJR八王子駅近くで不審な男を発見。職務質問に「わたしが刺しました」と話したため、無差別殺傷事件とみて、斉木さんに対する殺人未遂容疑で八王子市川口町、会社員・菅野昭一容疑者(33)を逮捕した。

 警視庁捜査一課と八王子署の調べに対し「仕事がうまくいかず、両親も相談に乗ってくれなかった。むしゃくしゃしてやった。無差別に人を殺そうと決意した。誰でもよかった」と供述。「大きな事件でも起こせば自分の名前もマスコミに出ると思ってやった」とも話したという。

 襲われた二人は菅野容疑者と面識はなかった。捜査一課は殺人容疑に切り替えて調べる。

 菅野容疑者の父親(69)は八王子市の自宅前で取材に応じ「(息子が)住んでいるのはここではない。SOSはなかった。相談なんかなかった」と話している。

 調べでは、菅野容疑者は、書店の入り口近くにいた斉木さんの胸を正面から包丁で一回刺した疑い。凶器は刃渡り約十五センチの文化包丁で、逃走ルートとみられるビルのエレベーター内に落ちていた。

 事件前、八王子市内の百円ショップで包丁を買ったと供述したという。診察券などが入った菅野容疑者の黒いリュックサックは書店に残っていた。書店の営業終了は午後十時だった。

 都内では六月、男が秋葉原の交差点にトラックで突入し、ダガーナイフで刺して七人を殺害、十人に重軽傷を負わせる無差別殺傷事件が起きたばかり。


 女性2人が死傷した東京都八王子市の京王八王子駅ビル殺傷事件で、駅ビルを管理する京王電鉄は23日夜、報道陣に、現場となった9階の書店などを公開した。

 同社側の説明によると、死亡した中央大4年でアルバイト店員の斉木愛さん(22)は書店の雑誌コーナーの陳列棚の間で倒れていた。周辺の雑誌などには飛び散った血の跡があったという。

 会社員・菅野昭一容疑者(33)は凶器の包丁を持ったまま、エレベーターホールまで逃走したとみられ、さまざまな所に血痕が点々とあったという。 

 東京都八王子市の京王八王子駅ビル9階の書店で22日夜、女性2人が男に包丁で刺されて死傷した事件で、警視庁に殺人未遂容疑で逮捕された会社員菅野(かんの)昭一容疑者(33)が「親が話を聞いてくれないので、大事件を起こせばマスコミに名前が出ると思ってやった」と供述していることがわかった。

 菅野容疑者は「数日前からいらだっていた」とも話しており、同庁は何が犯行の直接の引き金になったか調べている。

 同庁幹部によると、菅野容疑者は、動機について「仕事がうまくいかずにムシャクシャしていた」と仕事上のトラブルを挙げていたが、新たに「人間関係も含め、2~3日前からイライラしていた」などという供述を始め、親に相談しても耳を傾けてくれないため、両親を振り向かせるために無差別殺人を決意したという趣旨の話もしているという。菅野容疑者の父親(69)は23日朝、報道陣の取材に応じて「仕事の相談はなかった」などと、相談の事実を全面的に否定している。

 菅野容疑者は22日昼過ぎに自宅から徒歩で外出、同日夕、京王八王子駅ビル近くで凶器の包丁を購入し、リュックサックに隠して駅ビルに向かっていたことも判明。また司法解剖の結果、死亡したアルバイト店員の中央大学4年斉木愛(まな)さん(22)の左胸の刺し傷は一突きで心臓まで達していた。


 福田康夫首相は23日、東京都八王子市で起きた無差別殺傷事件について、首相官邸で記者団に「本当に残念。見ず知らずの人を殺傷してしまうという、安心できない世の中に日本がなりつつあるのかなと心配している。まずは、なぜそういうことが起こったのかという原因、背景を十分調べたい」と述べ、相次ぐ無差別殺傷事件に社会的背景がないか検証すべきだとの考えを示した。


 見ず知らずの若い女性2人を無言で突き刺した菅野昭一容疑者は、内向的で引きこもるタイプだった。唯一、仲が良かったとされる家族とも、ここ7年ほどは、ほぼ音信不通だった。菅野容疑者は「家族が相談に乗ってくれなかった」と供述。一方で父親(69)は「変わった様子も悩み事もなかったように見えた。相談もされていないんですが…」と困惑気味に語っている。

 菅野容疑者は地元の小・中学校を卒業した。だれもが「おとなしい」「内向的」と口をそろえるが、別の素顔ものぞかせていた。知人は「休み時間に同級生にからかわれると怒って教室を飛び出し、次の日は登校しなかった」と明かす。

 こうした性格から友達はおらず、教室ではいつも1人だった。中学2年になると不登校に拍車がかかり、進学した高校は1日も行かずに退学。その後は職を転々とした。

 唯一の理解者は家族だった。母親は「昭くん、昭くん」と言ってかわいがっていたという。学校に行かないことを周囲から指摘されても「うちは教育テレビを見ているからいいの」とかばっていたと、近くの女性(64)は証言する。

 20歳を過ぎても母親と仲良くコンビニに買い物に行く姿も見られた。だが7年ほど前に「彼女ができた」として家を出て以降はほぼ音信不通。その後に彼女と別れ、1人暮らしをしていたというが住所は家族にすら話さなかった。

 父親は「犯行原因は思いつかず、頭が真っ白」と頭を抱えた。一方、知人からは「甘やかした結果じゃないか」という声も漏れた。


 見ず知らずの若い女性2人を無言で突き刺した菅野昭一容疑者は、内向的で引きこもるタイプだった。唯一、仲が良かったとされる家族とも、ここ7年ほどは、ほぼ音信不通だった。菅野容疑者は「家族が相談に乗ってくれなかった」と供述。一方で父親(69)は「変わった様子も悩み事もなかったように見えた。相談もされていないんですが…」と困惑気味に語っている。

【写真で見る】八王子通り魔事件の現場

 菅野容疑者は地元の小・中学校を卒業した。だれもが「おとなしい」「内向的」と口をそろえるが、別の素顔ものぞかせていた。知人は「休み時間に同級生にからかわれると怒って教室を飛び出し、次の日は登校しなかった」と明かす。

 こうした性格から友達はおらず、教室ではいつも1人だった。中学2年になると不登校に拍車がかかり、進学した高校は1日も行かずに退学。その後は職を転々とした。

 唯一の理解者は家族だった。母親は「昭くん、昭くん」と言ってかわいがっていたという。学校に行かないことを周囲から指摘されても「うちは教育テレビを見ているからいいの」とかばっていたと、近くの女性(64)は証言する。

 20歳を過ぎても母親と仲良くコンビニに買い物に行く姿も見られた。だが7年ほど前に「彼女ができた」として家を出て以降はほぼ音信不通。その後に彼女と別れ、1人暮らしをしていたというが住所は家族にすら話さなかった。

 父親は「犯行原因は思いつかず、頭が真っ白」と頭を抱えた。一方、知人からは「甘やかした結果じゃないか」という声も漏れた。


 東京都八王子市の書店で女性2人が死傷した事件で、殺人未遂容疑で逮捕された会社員の菅野(かんの)昭一容疑者(33)=同市川口町=が、警視庁捜査1課の調べに「大きな事件を起こして、家族に知らしめたかった」という趣旨の供述をしていることが24日、分かった。現場には現金や身分証明書が入った財布を放置しており、警視庁は逃走意思がなく、家族に犯行を誇示する目的があったとみて追及している。

 調べでは、菅野容疑者は犯行半日以上前の22日昼すぎに自宅を出発、約8キロ離れた書店がある京王八王子駅前ビルまで歩いて向かっていたことが判明した。菅野容疑者は近くの大型スーパーの100円ショップで凶器に使用した刃渡り約15センチの文化包丁を購入するなどしていたが、すぐには犯行に及ばず、捜査1課は閉店間際まで時間調整していたとみている。

 また、菅野容疑者はアルバイト店員で中央大4年の斉木愛(まな)さん(22)の胸をひと突きして刺殺するなどした後、リュックサックを放置して逃走。中には、逃走資金になる現金や自らの名前が記された病院の診察券を入れた財布などが入っていた。さらにJR八王子駅北口の交番にいた八王子署員に容姿が似ているとして職務質問された際にも抵抗せずに素直に容疑を認めていたほか、犯行から約30分の間に約300メートルしか移動していないなど、現場周辺から離れていなかったことも判明した。

 こうした点から捜査1課では、犯行後に逃走する目的がなかった可能性が高いとみている。

 調べに対し菅野容疑者は「仕事関係で悩み、事件直近に親に相談したが最後まで聞いてくれなかった。大きな事件を起こせば自分の名前がマスコミに出て(家族に)犯行を示せると思った」などと供述している。


 八王子市の京王八王子駅ビル9階「啓文堂書店」で22日夜、アルバイト店員の斉木愛さん(22)=中央大学4年=ら2人が殺傷された事件で、黒須隆一・八王子市長が23日午後7時半過ぎ、ビルの前に設けられた献花台を訪れ、手を合わせた。

 八王子市では8年前から、警察や市職員などで月に1度の防犯パトロールを実施。事件翌日のこの日はパトロールの実施日だった。黒須市長は「安全安心な街づくりを目指していた矢先の事件で、残念だし、本当に悲しく思う」と話した。

 また、殺人未遂容疑で逮捕された菅野昭一容疑者(33)=八王子市川口町=について問われると「なぜ何もしていない市民を巻き込むのか、全く許せない。生きるのが嫌なら自分で自分の命を始末すればいい」と怒りをあらわにした。【神澤龍二】


 女性2人が死傷した東京都八王子市の京王八王子駅ビル殺傷事件で、殺人未遂容疑で逮捕された会社員菅野昭一容疑者(33)が警視庁捜査1課と八王子署の調べに「大きな事件を起こして両親を困らせようと思った。最近、あちこちで通り魔事件が起きていて、刃物なら簡単に殺せると考えた」と供述していることが24日、分かった。 


 東京都八王子市の京王八王子駅ビルで22日夜、斉木愛(まな)さん(22)=中央大4年=ら2人が殺傷された事件で、現場となった書店に居合わせた客の高校生が、毎日新聞の取材に応じた。凶行に及んだ後、放心状態で歩く会社員、菅野昭一容疑者(33)の様子などを語った。

 証言したのは、同市内の都立高3年の男子生徒(18)。生徒は22日午後9時ごろ、駅ビルショッピングセンター9階の「啓文堂書店」に入った。8階から下は9時で閉店する。「9階は10時で閉店します」。館内放送が流れた後だった。

 レジの女性店員2人がおびえたように逃げるように見え、店内がざわついた。本棚の陰から出てきた男が、右手に包丁を持ち通路を横切った。菅野容疑者で、白いワイシャツにカーキ色のチノパン姿だった。

 「強盗か」。一瞬思った。しかし視界に入ったのは、数メートル先の雑誌コーナーの本棚の前に刺されて倒れている女性だった。斉木さんだった。

 菅野容疑者は、本棚の横を通った後、レジの前を横切り、エスカレーターの方に歩いていった。下りは既に止まっていたため、エレベーターに向かったとみられる。刺されたもう1人の女性客(21)は自力で上りのエスカレーターにたどり着き、10階で飲食店の男性に救助された。

 菅野容疑者について、生徒は「とぼとぼと歩き、力強さはなかった。目線はレジの方に向けていたが、ぼんやりした感じ。包丁は腹の前に突き出す感じで持っていたが、力なく握っているようだった」と話す。

 店内にいたのは、店員と客合わせて10人前後。すぐ警備員が駆けつけ、斉木さんの周りで、3人くらいの店員が「斉木さん!」と何度も叫びながら介抱していた。

 「当時何も考えられず、その日は、あの光景が浮かび夜も寝られなかった」と振り返った。【堀智行、杉本修作、山本太一】


 東京都八王子市の2人殺傷事件で、警視庁八王子署は24日、会社員、菅野昭一容疑者(33)を殺人と銃刀法違反容疑で東京地検八王子支部に送検した。菅野容疑者は殺人未遂容疑で逮捕されたが、斉木愛さん(22)が亡くなったため、殺人容疑に切り替えた。


 東京都八王子市の書店で女性2人が死傷した事件で、殺人未遂容疑で逮捕された会社員の菅野(かんの)昭一容疑者(33)=同市川口町=が、警視庁捜査1課の調べに「最近あちこちで通り魔事件が起きており、刃物を使えば簡単に殺せると思った」と供述していることが24日、分かった。悩みの相談に乗ってくれなかった両親を困らせるために犯行に及んだとも話している。警視庁は詳しい動機を追及するとともに、同日、容疑を殺人と銃刀法違反に切り替えて送検した。

 調べでは、菅野容疑者は仕事関係で悩んでおり、事件直近に両親に相談したが最後まで話を聞いてくれなかったことから犯行に及んだと説明。「大きな事件を起こして両親を困らせようと思った」などと供述している。一方で「大変なことをしてしまった」とも話しているが、被害者に対する謝罪の言葉はないという。

 また、菅野容疑者が犯行約1時間前に書店が入る駅ビルに入り、店内を歩き回っていたことも分かった。捜査1課はビル内の防犯カメラを解析するなどして事件前後の行動の分析を進めている。


◇知人ら悲痛な表情

 凶刃に命を奪われたのは、宇都宮市出身の女子大生だった。東京都八王子市のショッピングセンターで22日夜、女性2人が襲われ死傷した通り魔事件。書店店員としてアルバイト中だった中央大学文学部4年の斉木愛(まな)さん(22)が、無差別殺人の犠牲者となった。「なぜあんなに良い子が……」。斉木さんを知る県内の学校関係者や近所の住民は、一様に驚きと悲痛の表情を浮かべた。【山下俊輔、吉村周平、松崎真理、松谷譲二】

 事件から一夜明けた23日昼。宇都宮市にある斉木さんの実家は、雨戸が閉められ、周囲はひっそりと静まり返っていた。

 「礼儀正しく、面倒見が良い子だった」と近所の人は口をそろえる。ある女性は「遠くで見かけても大声で『こんにちは』と声を掛けてくれた。今どき珍しい礼儀正しい子だった。理由もなく、あんなに良い子が殺されるなんて……」とショックを隠しきれない様子で語った。

 子供が斉木さんと同級生だったという主婦は「とても快活で、うちの子は男の子なのに一緒に遊んでいた。とても明るく賢かった。まさか(被害者が)愛ちゃんとは思わなかった」と話す。

 斉木さんが通っていた中学や高校も対応に追われた。宇都宮市立陽東中時代の担任は「今朝、テレビ報道で知った。聞き覚えがある名前だったが、場所(宇都宮と八王子)が違うのでまさかと思った」と答えた。「思いやりのある穏やかな子。とにかく素直だった。(容疑者には)憤りを感じる」と怒りをにじませた。

 04年3月まで通っていた県立宇都宮中央女子高の小野敏夫教頭によると、斉木さんが在学していた当時の担任は既に異動しており、斉木さんを知る人は少ないという。だが、当時の担任が残した記録によると、斉木さんは「明るく誠実な人柄。人に優しく接することができる。友人の信望が厚く、学習態度も模範的」と極めて好評価だという。小野教頭は「英語の成績は常に上位で、優秀な生徒だったそうです」と、突然の死を悼んだ。


 東京都八王子市の京王八王子駅ビルで22日夜、アルバイト店員の斉木愛さん(22)=中央大学4年=ら2人が殺傷された事件で、菅野昭一容疑者(33)が警視庁捜査1課の調べに、「最近あちこちで通り魔事件があり、刃物なら簡単に殺せると考えて包丁を買った」などと供述していることが分かった。警視庁は24日、菅野容疑者を殺人と銃刀法違反容疑で東京地検八王子支部に送検し、動機などをさらに調べる。

 調べでは、菅野容疑者は22日正午過ぎに自宅を出た後、現場近くのスーパー内の100円ショップで出刃包丁(刃渡り約15センチ)を購入。その後、八王子駅前付近で時間をつぶしていたという。

 書店で凶行に及んだ理由については、「夜遅くまで営業していたことは知っていた」とし、入店は「(2人を刺す)1時間ほど前」と供述している。

 また、2人を刺した後、菅野容疑者はすぐには逃走せず、数分間店内にいた。3基あるエレベーターのうち中央のエレベーターで1階まで降り、そのまま徒歩でJR八王子駅に向かったという。【川上晃弘、佐々木洋、古関俊樹】


 東京都八王子市の駅ビルの書店で女性2人が殺傷された事件で、警視庁に殺人未遂容疑で逮捕された会社員菅野(かんの)昭一容疑者(33)が、「あちこちで通り魔事件が起きていたので、刃物なら簡単に人を殺せると思った」と供述していることがわかった。

 同庁は、菅野容疑者が、東京・秋葉原の無差別殺傷事件など、相次ぐ通り魔事件に影響を受けて犯行を決意したとみて調べている。

 同庁幹部によると、菅野容疑者は、事件の数時間前の今月22日夕、京王八王子駅ビル近くの100円ショップで、凶器の包丁(刃渡り約15センチ)を購入したと供述しているが、包丁を選んだ理由について、今年に入り、全国で刃物を使った通り魔事件が続いていたことに触れ、「刃物なら簡単に人を殺せると思った」と話したという。


 東京都八王子市の書店で女性2人が死傷した事件で、殺人未遂容疑で逮捕された会社員の菅野(かんの)昭一容疑者(33)=同市川口町=が、警視庁捜査1課の調べに「最近あちこちで通り魔事件が起きており、刃物を使えば簡単に殺せると思った」と供述していることが24日、分かった。警視庁は詳しい動機を追及するとともに、同日、容疑を殺人と銃刀法違反に切り替えて送検した。

 これまでの調べに対し、菅野容疑者は仕事関係で悩んでおり、事件直近に両親に相談したが最後まで話を聞いてくれなかったことから犯行に及んだと説明。一方で「大変なことをしてしまった」とも話しているが、被害者に対する謝罪の言葉はないという。

 また菅野容疑者が犯行約1時間前に書店が入る駅ビルに入り、店内を歩き回っていたことも分かった。目撃者によると、菅野容疑者は書店でアルバイトをしていた中央大4年、斉木愛(まな)さん(22)らを雑誌コーナー付近で包丁で刺した後、エレベーターとは反対側に向かって歩いていたという。

 目撃した男性は「包丁を右手に持ち、弱々しい感じで歩いていた」と証言。周囲が騒いでいたため異変を感じた直後に菅野容疑者を見かけ、その後、雑誌コーナーの方を見て、斉木さんが倒れているのに気付いたという。捜査1課はビル内の防犯カメラを解析するなどして事件前後の行動の分析を進めている。

                   ◇

 東京都八王子市の無差別殺傷事件で、警視庁が24日に発表した菅野昭一容疑者の供述内容は次の通り。

 職場での人間関係で不満が募って、親に相談してアドバイスをもらおう、解決法を教えてもらおうと思ったが、相手にされなかった。大きな事件を起こして両親を困らせてやろうと思った。2、3日前からむしゃくしゃしていた。

 最近あちこちで通り魔事件が起きていて、刃物なら簡単に人が殺せると思った。事件はテレビニュースとかで知っていた。包丁は百円ショップで買った。書店は夜遅くまでやっていることを知っていた。営業時間を知っていた。誰でもよかった。(2人の被害者を襲ったのは)視界に入ったから。大変なことをしてしまった。


 女性2人が死傷した東京都八王子市の駅ビル殺傷事件で、亡くなった中央大4年斉木愛さん(22)の母真理子さん(56)は24日までに、報道各社に対し、「報道の社会的使命の重要性は承知していますが、私どもはこのたびの事件被害のため多忙を極めております」と取材自粛を求める文書を栃木県警を通じて配布した。

 これを受け、同県内に取材拠点を置く栃木県報道代表者会加盟社13社は同日までに、被害者家族をはじめとする関係者の心情やプライバシーに配慮し、節度を持って取材・報道に当たることを申し合わせた。 


 女性2人が死傷した東京都八王子市の京王八王子駅ビル殺傷事件で、菅野昭一容疑者(33)が警視庁捜査1課と八王子署の調べに「視野に入った人を刺した」と供述していることが24日、分かった。

 特定の女性を狙ったことは否定しており、捜査1課は周囲への不満感を募らせた末に無差別殺人を決意した経緯を追及している。 


 東京都八王子市の駅ビルで、書店のアルバイト中、刺殺された中央大文学部4年、斉木愛(まな)さん(22)の通夜が24日、宇都宮市元今泉の斎場で営まれ、大勢の人たちが斉木さんの死を悼んだ。

 親族や近所の人たち、斉木さんの小中学校時代の同級生らが訪れたが、報道陣の問いかけに硬い表情で口を結び無言のまま。足早に建物に入る参列者が多かった。通夜が始まった午後7時ごろには雷雨となった。

 陽東中学校1年のときのクラスメートで、愛さんとともに学級委員を務めたという宇都宮市内の男性会社員(23)は「斉木さんは頭がよかったが嫌みがなく、きさくだった」と話し、「そんな彼女が殺されるなんて本当に理不尽な話で、今も信じられない」と憤った。


 東京都八王子市の京王八王子駅ビル殺傷事件で、死亡した中央大4年斉木愛さん(22)の通夜が24日、実家のある宇都宮市の斎場でしめやかに営まれた。黒い雲が空を覆い、激しい雨が降る中、小学校や中学校の同級生らが突然の死を悼んだ。

 参列した男性によると、祭壇には斉木さんが縫いぐるみを抱えてほほ笑む遺影が飾られ、母親の真理子さん(56)は気丈に振る舞っていたという。

 中学校で斉木さんの後輩だった女性は「同姓同名であってほしい」と話し、事件が信じられない様子。高校で担任だった女性は菅野昭一容疑者(33)に対して「自分の問題を人にぶつけないでほしい」と憤った。

 中学1年の時に、斉木さんと一緒に学級委員を務めた会社員の男性(23)は「責任感があって人望もあった。理不尽な話で、今でも信じられない」と唇を震わせた。 


 東京都八王子市の駅ビル書店で刺殺されたアルバイト店員で中央大学4年斉木愛さん(22)の通夜が24日、出身地の宇都宮市内の葬儀場で営まれ、弔問に訪れた友人らが突然の死を悼んだ。

 参列者によると、斉木さんの兄が涙をこらえながら「何でこんな理不尽なことになってしまったのか。愛の死が無駄にならないように願う」と遺族を代表してあいさつした。また知人女性が声を掛けると、斉木さんの母親は「みんなに助けてもらわないと耐えられない」と話したという。

 中学の同級生で会社員の男性(23)は「信じられない。頭が良くて気さくな人だった。亡くなったという実感がわかない」と沈痛な表情で語った。

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